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バリ島の話 #4 バリの夕日

海外マジック

海外旅行に行くとどこか開放的な気持ちになる

自分の知らない土地
分からない言語
当たり前だが自分のことを知ってる人もいない

知らない土地に来た高揚感も相まって
せっかくだから、1度きりだからという気持ちが
自分自身を開放的な気持ちにさせるのか

知らない間に塞ぎ込んでる感情も
いつになく開放的になる

日本で見る夕日なんて、
あぁもう日が暮れるな
っていう合図でしかないときがほとんど
大体空を見上げる余裕があればいい方で
そんなことを考えてる余裕も夕日を見ている時間も
なんなら夕日を見ることが出来る時間に外に出ることすら出来ない

日頃どれだけ窮屈な生活をしているのか。

バリ島に来て2日目の夕方
私は芝生に寝転がりながら日が沈むのを待っていた
いつもは気づかないうちに沈んでいる日を
こちらから待っているのはいつぶりだろうか

芝生に寝転ぶなんて汚いかな
虫がいるかもしれないな
いつもならそう思って絶対に寝転びなんてしないのにその日は何も気にならなかった
もう寝転びたいとしか思わなかった

何も考えずに寝転びながら空を見る
月がうっすらと
そろそろかな

隣で遊ぶ子供たち
みんな揃って夕日待ち

沈んでいく
あぁ自分はなんてちっぽけなんだろう
広い空を見てやっぱり思ってしまう

海の波音と沈む夕日
こんなに相性がいいことか
柄になく叫びたくなる
ここが私のアナザースカイ

あぁこの気持ちも海外マジックか

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