お笑いをやめること、続けること

元相方が芸人を辞めました。
これを機に僕があくまで個人的に考えている、
芸人をやめること、続けることについて、
書かせてもらいます!



〇自分の簡単な経歴と状況


まず自分に関しては色々あったので、
こちらの自己紹介のnoteの記事に記載してますが、https://note.com/sumimasendst_hk/n/n08982d17c6bd


社会人として働くことになったので芸人になれず、
それでもどこまで出来るか活動してみたら、
事務所に所属しテレビに出演させてもらった事で、今の会社に活動がバレて、
怒られると思ってたら頑張ってと仰ってもらい、


そこで僕は売れることを目指していいんやと
表立って芸人になることが出来ました!
それも30歳を越えてからなので最近のことです!
それでも事情があり働きながら活動してます!




たぶん芸人を辞める理由として将来の不安があり、
辞めて就職し第2の人生をスタートさせるというのが多くみられます。

しかし自分の場合すでに就職しており、
上記からすると自分はもうその将来にあたります。
なので僕の場合終わることを自分で考えて決めないといけません。
縁起の良くない言い方ですが、
自殺するかどうかを決める感じです。




〇自分がやめようとしたとき その①


大きく2度はっきり辞めようとしたことがあります。

まず1度目はお笑いをやってきて明確にウケるようになってきたコンビを解散したとき。


このとき辞めなかったのは情けない理由ですが、
自分は友達が全くいないので、
お笑いやらないと人に会うことが完全になくなる、
引きこもりになり人間の生活としてどうなんやと、
まだ20代なので何となく続けることにしました。


正直な話で友達がいて楽しい人生を送れていれば、僕はお笑いやってないでしょう。

友達がいなかったらからって理由なんやねんですがホンマに思ってて、
同じこといいますけど、
友達がいて楽しい人生送ってたらお笑いやってないって人いるはずです!

たぶん!マジでたぶん!


〇自分がやめようとしたとき その②

もう1つは初めて事務所に所属しましたが、
ネタもコーナーなどの平場も全然ウケなくて、
いわゆるホームが出来たと思ってたら、
自分は全く必要とされてないと感じ、

かなり辛くて30歳という歳の節目もあって辞めようとしました。

年齢の節目もですがそれと生活環境の変化も辞める大きな理由でしょう。


それでも続けているのは長くなるので割愛しますがなんやかんやです!なんやかんや!



〇1番に心が折れたとき


2022R-1で1回戦で落ちたのも極めて辛かったです。

ひどくメンタルを壊し3日に1回は急に涙が出て、
それが引き金となり他のこともあってからなのか、

その状態が続き3ヶ月を過ぎたぐらいから、
もう自分がなぜ泣いてるのかも理由が分かりませんでした。

ネットで色々調べてある一種の病気に近いと考え、
その治療法が行動認知療法というものなんですが、その本を読んで考え方を学んだり、
そのタイミングできっかけもあり何とか持ち直してきました。



自分は有難いことに月10本以上のライブに出させてもらってて、
脳で考えてることの主軸は完全にお笑いです。

それがごっそりなくなるのは生活が大きく変わり、いきなりは無理だと思い、
もし辞めるならば徐々に本数を減らしていって、
フェードアウトしようとリアルに考えました。

すみません!
学んだと書きましたが読んだのは、
マンガでわかる行動認知療法でした!
変な見栄はりました、読みやすかったです!



〇それでも僕が辞めなかった理由

ただそのときは辞めようとは思いませんでした。


僕は頭が悪いんでしょうけども、
それでも自分は面白いという気持ちが揺るがず、

何より1番大きかったのは、
そんな自分を多くの方々がライブに誘って下さり、周りの皆さんも変わらず僕を面白い人のまま扱ってくれて、
誰一人と自分に対する態度が変わりませんでした!


本当に本当に心の底から嬉しく救われました、
この場を借りてお礼を言わせて下さい、
ありがとうございます!!
心が折れないかぎりは続けていきます!



〇生きる為にやっていくお笑いもある

失礼を承知の上で申し訳ありませんが、

「この人なんで続けてるんやろ?」
と思う方がいらっしゃいました。


それが続けていく内に何となく分かってきました。

この人はおそらく「お笑いをやる」と「やらない」の人生の2択で「お笑いをやる」を選ばれたんだと。


お笑いをやることを軸に生きてきて、
自分の人生からそれがなくなると、
全てがなくなる感覚になるのではないでしょうか?


今の自分の人生で生きててお笑いしかない、
生きていく為にやっていくお笑いもあります。
自分もそうなってきてるなと感じます。



〇お笑いにおいて面白いは絶対的な正義

続けていく内にもう1つ分かったことがあります。


お笑いは面白いが絶対的な正義です。


こちらも失礼を承知の上で申し訳ありませんが、

若いと30歳も越えて売れずに続けるなんてと思ってましたが、

本当に面白い人を目の当たりにすると、
そんなことは微塵も思わないことに気づきました。

面白いは正義です。

その面白い人が辞めると言い出したら、
僕は腹が立つでしょう。




〇今の自分


自分も周りからすると先輩側になってきまして、

自分はMCバトルが好きでとあるラッパーの方が、
ベテランでいつまでやってるんだ?と言われ返した言葉が、
「新しい風が吹いて、また上下関係が変わって、
 それでもベテランで居座り続ける自信、
 お前にはあるか?」

それを聞いて安請け合いをする僕はそれもらい!
とその言葉を胸にしてやってるところもあります。

急にMCバトル出てきたな?は一旦置いときましょ



それとお笑いって本当に難しく売れること、
お笑いで食べていくのがどれだけ難しいか身の程を痛いぐらい知り、
考え方が変わったのもあるはずです!


どなたも仰ってませんが、
人前に出るだけで確実に削られるメンタルというのがありますし、



それと個人的なことでいうと、
真剣に考えて活動しようと真面目に思ってしまえばしまうほど、
好きで始めたものが苦しいものに変わっていき、

でも好きなことをやらないのはもっと苦しくて、
苦しいとすごく苦しいのどちらかで、
苦しいを選び今も続けてる感覚、


広がっていかない名前、
ウケないこともあるけど僕は面白いのにどうして?
一体何をどうすれば?
自分には何が足りないのか?
ネタがウケないときはきっちりショックを受け、
常に何かに焦ってて余裕もなく、
自分は大丈夫なのかという不安。




〇僕が思うお笑いを続ける理由


いや、うるせえ!ホンマに暗い自分がうるさい!

それでも僕は面白い!お笑いが好き!

やりきってない、まだまだやれることはある!


そう思って僕はお笑いを、芸人を続けてます。
熱量でも勘違いでも何でもいいです、
お笑いが好きでまだやりたいという気持ちがあれば続ければいいと僕は考えてます!



ここまで読んで頂いた皆さん、長々とすみません!
ありがとうございました!

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