前後34年日記㊵ : 花粉症

花粉症っぽいことはあった。

朝、通勤自転車をこいでいるとクシャミが出る。

電車に乗って、会社に着いて、暫くすると何ともない。

風を切ると、それに乗っかった花粉が勢い良く鼻腔へ飛び込んでくるのか!

そう理解していた。だから、自分は花粉症ではないと。

勢いのせいだと。

ところがだ。

目覚めて窓を開けるとハクション。

自室の中、外にも出ていないのにズビズビ。

もう抗えない。

嫌で仕方ないが、これは花粉症だ。

今日は手間を面倒くさがって、眼鏡で行動していた。

普段はコンタクトレンズ。

取引先のかわいこちゃんに「カジュアルお洒落たまちゃん」と評された。

フィッシュボーン編みの髪型と眼鏡がそう見えたらしい。

褒められたのが恥ずかしくてつい、「花粉症だから!」と返してしまった。

全く痒くないのに、眼鏡を外して、目をこすった。

花粉症、思いのほか便利。



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