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子どもが芸能界・ミスコンにチャレンジしたいと言ったらどう応援するか

とある審査コンテストで家族のマネージャーをしていたことがあります。
グランプリをとって今は雑誌付きのモデルです。
ルッキズムに加担するなよという声も聞こえて聞こえそうで、ごもっともなのですが、ビジネスとして割り切って出ていたのでご容赦ください。

グランプリ後しばらくは生活が激変して大変そうでした。全国放送の番組に出たり、始球式やったり、知事を訪問したりと。
私は生まれて初めてイベントの結果が掲載されている週刊誌(プレイボーイ)を買いましたし、、、。
ただ、交通費のかからないモデルさんに仕事が振られるようで、地方在住はお声がかからないようです。
本人は上京する気はなく、地元でこの経験を活かして、それこそスーパーの呼び込みイベントや、就活メイクイベントなどからネットワークを拡げ次の仕事につなげているようです。

さて、現在のミスコンやアイドルなどはSNS審査があり、インスタ、ミクチャなどでの顔出しライブ配信、Xなどで常時発信する必要があります。

特にライブ配信は大変で、朝、昼、晩の1日3回配信、朝は少しメイクしてからの朝メイク配信、画面レイアウト(どこにコンテスト誌を飾るかや、テロップで見切れないようになど)、不適切なコメントへの対処、常連リスナーさんを持ち上げつつ新規リスナーさんへの対応、他ルームとの連携、相互応援協定、背景の飾り付け、ポイントの管理、イベント予告やスケジュール管理、次回予告、ランキング分析、ライバルルームの分析、課金タイミングの管理、商品モニターと紹介イベントなど、、、、、ひとりでやるのは難しいので、結局家族ぐるみでした。数ヶ月間この生活で過酷でした。いや楽しかったけどね!
この間の配信の収益は全て配信会社と雑誌社に支払われます。参加者には1円も入りません。イベントごとに数十万円の課金がありましたが、、

でもメンタル大事です。知っている配信者さんの多くがイベント中にメンタルに影響が出ていました。私の家族もしんどそうでした。

そして、ちょっときつい言い方なんですが、この動画は本当だろうなと。

これはなるほどなって思える話です。
だって「合格証」て書いてたら「ワタシ選ばれた!」って思うじゃないですか。

コンテストにかかる費用

コンテストは、参加は無料ですがビューティーキャンプと称し研修費用をとります。
コロナ禍だったので、ビューティーキャンプはありませんでしたが、配信で数十万円の課金(身内は課金OKのルールだった)の他にビューティーキャンプでも同額がかかると考えると、ちゃんとペイしたかが疑問です。
もちろん美容院に行ったり、ネイルをしたりも自腹です。
使用するコスメも雑誌に掲載されているものを中心に使いますが(合う合わないがあるので絶対ではない)自腹です。
コンテストの影響力(賞味期限)は翌年の新グランプリが決まる1年間です。この間にいかに仕事を得られるかですが、結局、東京に住んでいて交通費がかからないことが、その後のお仕事につながるようです。

あこがれじゃなく

遠縁に俳優さんがいます。日本を代表する食品メーカーの季節限定CM、映画出演は多数、NHKの大河ドラマなどに出演したことがあります。上京してNプロに所属しました。演技力のある脇役というポジションですが、少しずつで仕事が増えてきているようです。
記憶する範囲では10年以上この生活を続けているようで、本当にお芝居が「好き」なんだなぁと思います。結局「好き」かどうかなんだなと。
あこがれじゃなく

専門学校に入学後短期間でコンテスト入賞できる理由

ひろゆきの動画の後半にある「デビュー実績あり」と似た内容ですが、同級生にとっても良い卒業制作を作った方がいました。
その後、専門学校に進学し、某有名コンテストには大学での卒業制作を少し修正して提出し、見事入賞!
この専門学校さん、「オレが育てた!」と言わんばかりにHPで大々的に紹介していました。
同窓会でも笑い話になっています。(1件だけじゃないんだなこれが)

「半年でデビュー実績あり」や「半年でコンテスト入賞」は、まぁ薄目で見ていいのかなと。

結論

応援するなら家族ぐるみで。

「メンタルケア」も含めて。

でも覚悟は必要です。

仕事はグランプリ、準グランプリくらいしか来ません。スポンサー向けの特別賞などもありますが、それすら得られない場合もあります。あれほど身を削っても何も評価されないまま終わることもあります。

でも、やらない後悔よりはやってから後悔の方がいいと思います。
お金は必要です。50〜100万は用意してね。

ただまぁ、、想像以上に容姿をいじる世界で、かわいい子もっと前に出してねとか、そのシミ消しちゃってとか(どこで聞いたかは秘密ね)、昭和のパワハラ会社でも耳にしない会話が日常なので、体型見たいから脱いでとか言われても疑問を抱かなくなるんだろうなと思います。

ここまではネットでも普段書かれている内容です。
書けない内容もいろいろありますが、やりたいことをやるのはとても良いことだと思います。もちろん「本当にやりたいことなのか」を見極めることは重要ですが。


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