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不登校は父親が解決する:第三弾「学習習慣は父親が作る」

みなさん、こんにちは。
不登校は父親が解決するシリーズはこれまで「ラブラブ大作戦」と「サザエさん・まるこにさようなら大作戦」をお届けしてきました。

これらはまず家庭の不安を取り除き、私たちの認知の再構成につながればと書いています。


さて、不登校への一般的な精神療法としては、認知行動療法(CBT)が一般的ですね。
ですが、これは専門的な知識が必要で一筋縄ではいきません。
だけど、CBTは以外と身近です。
その一例がスマホアプリの「マインドフルネス」ですね。
私も初めて「マインドフルネス」と聞いたとき、また新しい言葉で金儲けをする怪しいビジネスかなと思ったのですが、訴訟社会の国にあるAppleが、システム自体にマインドフルネスの仕組みを組み込むことはそれなりの根拠があると考えていいでしょう。

そしてCBTのうちC(認知)の部分は、みなさんたまに取り組んでいることですよね。捉え方を変えるだけで、物の見方が代わることはよくあります。

例えば何かにチャレンジしてうまくいかなったときに「失敗と捉える」のか「学びにつながったのか」で随分かわります。こうした事を地道に積み上げていくことでやがて解決につながります。

CBTについては以前のnoteで紹介しています。

不登校は病気なのか

そして不登校は社会から見た「状態・症状」ですが、いじめや貧困や虐待などを除き、医学からは社交不安症などの精神疾患としてとらえることがあります。

英国国立医療技術評価機構(NICE)では子どもの社交不安症についての治療ガイドライン(いわゆるNICEガイドライン)が公表されており、この中のCG159の症状として学校へ行かないことを取り上げています。

つまり、社交不安症の症状として不登校が現れているという考え方です。

実はこのNICEガイドラインでも治療の第1選択としてCBTを推奨しています。

学習習慣をどう作るか

さて、ここからが本題です。

では、不登校で遅れてしまった学習を取り戻すには、具体的にどうすればいいのか。
今回のテーマは次の第4弾の準備段階の内容ともなっています。

その内容は
「10分でいいので勉強しようぜ!」です。

誰が?

お父さん、あなたです。

何を?

メンタルヘルスを学んでみましょう。

父親が学ぶ事で生まれる効果

思わぬ効果も生まれます。
こうした講座を楽しく受講しているのですが、自宅で学習することで「家に」学習習慣を根付かせることができました。
学習習慣を「人」に根付かせるのはなかなか難しいですが、「家に」根付かせるのは父親ができる(もちろん母親でもできるけど)ことです。
個人的な体験ですが2〜3年くらいやれば雰囲気が変わります。(焦りは禁物です)

ただし、現在の精神医学や心理学にオーソライズされたもの(つまり根拠のあるもの)に限ります。
本が出版されているからオーソライズされているわけではありません。
人気のセミナーだからオーソライズされているわけでもありません。
このあたりにも注意する必要があるかと思います。

メンタルヘルスを学ぶリソース

あくまでも検索ベースでのオススメですが、このようなリソースが用意されています。

(1)実は入学しなくても見られる放送大学

ご自宅にBS放送を見られるテレビやラジオがある場合は、放送大学の授業は無料で視聴できます。

レコーダーがあれば録画もできるので見逃しても安心ですね。臨床心理学や人間発達科学、生活健康科学がオススメです。

(2)オンライン講座を受講する

peatixさんは様々な講座を検索・予約できるサイトです。対面の講座もあります。一部有料の講座もあります。

https://peatix.com/

よく見るのは大阪医科薬科大学ですね。

金子書房さん

よこはま発達相談室

(3)オンラインの大学で学ぶ

スタディサプリ 通信制の精神医学の大学・大学院一覧です。
時間に融通がきくのならオンラインの大学や大学院で学ぶこともできます。

https://shingakunet.com/syakaijin/manabu/CT0000045_CP0000193/TS/00_000/

(4)大学・大学院の研究生・聴講生・科目等履修生になる

費用や内容も多岐にわたっています。いずれにしろ時間にかなり融通がきく方向けかなと思います。

まとめ

家で学習習慣を根付かせることで、不登校の子どもたちも学業に対する姿勢が変わるかもしれません。私自身の経験からも、これは効果があると感じています。

精神疾患の治療には、家族を含めた心理教育やも選択肢として入っていますし、NICEガイドラインでも双極性症などは家族療法が選択肢として提示されています。
例えば摂食障害などでは薬が飲めないため、本人と家族への心理教育が大きな選択になります。だったら父親がその役割を担おうというのが主旨です。

家庭が変われば、子どもも変わります。別に子育てが間違っていたわけではなく、焼き肉ならベルのタレをエバラのタレにするくらいの受け止めでいいのかなと思います。
難しいかもしれませんが、父親として、新しい一歩を踏み出してみませんか?



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