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Management: 次に、自分に適した質・量・回数の食事を毎日摂る。

質と量については、ここで私がとやかく言うことは少ないはずです。

質とはバランス良く、偏りすぎずに。

量とは腹八分目に、満腹にしすぎずに。

それだけの話です。

なのでここでは食事の回数に焦点を当てて話を進めてみようと思います。

私は、「誰でも絶対に決められた時間に1日3回食事を摂りましょう」とは言っていません。

もちろんそれがその人にとって最も合うと確信しているのならそれでいいのです。

ですが人生で一度は、こう疑ってみる価値があります。

「別に大してお腹が減っているわけではないのに、

『時間が来たから』『友達と一緒だから』となんとなく惰性で食べてはいないだろうか?」

と。

ランチが分かりやすい例でしょう。

朝食もしっかり食べているのにそれでもお昼時にお腹ペコペコになるのは運動部所属の高校生ぐらいです。

それも野球や柔道など、練習量・運動量の多い激しいスポーツ限定です。

別にそれほど体を動かしているわけでもお腹が空いているわけでもないのに

「時間だから」とまた新しくお腹に何かを入れようとするのは異常です。

まず、それは太ります。

運動量が減ったのに食事量が一切変化していない中年サラリーマンの体型を見てみれば一発で分かります。

次にお腹の調子が悪くなります。

消化しきっていないところに次のものをどんどんと詰め込むので、当然詰まります。

その上頭の回転も鈍ります。

食事を摂ったあとは食事の消化にエネルギーが使われるから頭にエネルギーがまわらなくなる…

というのは私がいちいちここで言わなくでもこれまでの経験で分かるでしょう。

そして何よりも、食に対する感謝がなくなります。

「こうやって食べるのは当たり前だ」という発想になります。

「勉強を頑張ったご褒美として食事」という感覚が失われます。

これではまるで、勉強ができなくなるための努力をしているようなものです。

この連載は10代の若い人に向けて書いていますが、決して例外ではありません。

これを読んでヒヤリとしたら、まずはとりあえずランチを抜いてみることです。

他の同級生がダラダラと惰性で食べている中、あなたは水分補給だけで済ませつつ

一人優雅に宿題や復習・英単語の記憶といった作業ができるのです。

お昼時は食事処の人口密度が上がる分、それ以外の場所の人口密度は下がります。

平日正午すぎの図書館は、ガラガラです。

それだけ皆が「時間になったから」とランチに行っているからです。

あなたは一人その中で、一回ランチをやめてみることです。

毎日誘われるような人なら、「今日はちょっとやめておく」と断ってみましょう。

これまで見えなかった景色が見えてくるはずです。

勉強で結果を出すための食事とは、食べることだけではありません。

いかにして食べないのかも同様に重要なのです。


…筆者、透佳(スミカ)

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