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Foundation: 今の成績が芳しくないのは、全てが間違っているから。

この連載を読んで頂く以上、

あなたには最短で最高の結果を出してもらう必要があります。

そのために、今からこの連載で一番厳しいことを書きます。

仕事柄、

「ウチの子、全然勉強ができなくて…」

「本当にどうしようもなくて…」

と助けを求める親御さんの相談に乗ることがあります。

「うちの子、果たして何が間違っているんでしょうか?」

「何から変えていけばいいんでしょうか?」

どうか心臓の鼓動を整えてから読み進めてください。

全てです。

ダメな子というのは、全てがダメなのです。

朝起きてから夜寝るまで、全てが間違っています。

全てが間違っている結果として、勉強ができなくなったのです。

この事実を受け止められるかどうかが、

あなたないしあなたのお子さんが優等生に変われるか

またはずっと劣等生のままで終わってしまうかを分けます。

「ちょっとダメ」とか、「惜しい」というのはありません。

全然ダメなのです。

朝はギリギリに起きて、やりたいことも準備も満足にできずに嫌々学校に行く。

学校にいる最中は終始ぼーっとしていて、ただ時間が過ぎるのを待っているだけ。

放課後は勉強そっちのけで、やりたいことをただ動物のように遊んでしまう。

夜は一体何時に寝ているのかも分からない。

休日はやたらハイテンションで、これまた動物のように遊んでしまう。

そして平日に向けてもう体力が残っていないから、またギリギリまで寝る…

あくまでも私が知る・見てきた限りですが、

「ここがダメ」「惜しい」という子はあくまでもごく一部で

ダメな子というのは全てがダメである結果としてダメになっていました。

ダメな習慣の集大成として、なるべくしてダメになったのです。

これが事実です。

ここまで読んできて、もう心臓が止まりそうになっている方もいるかもしれません。

そういった方に向けて、一つ良いニュースがあります。

この現状を変えるためにやるべきことはただ一つ、

目の前のことから習慣を変えていくこと」です。

これだけです。

「面倒くさい」「嫌だ」「やりたくない」

といったあなたの思想は、一旦全て脇に置いてください。

ここであなたのわがままを通すと、もう一生変われません。

ダメな子に限って、限りなく頑固です。

だからダメな子というのは大半の場合、ダメなままで終わってしまうのです。

変化を拒んだからです。

逆に言えば、一つ変えてみるだけでいいのです。

今までギリギリに起きていたのを、ちょっとゆとりを持って起きてみる。

「どうせ授業は聞くことになるのだから」と開き直って、

何か一つでも持ち帰ろうとノートやメモを取りながら授業を聞いてみる。

放課後はその日の復習や次の日の予習を済ませて、その上でやりたいことをやる。

夜は真夜中にならないうちにぐっすり寝る。

休日はたまにはゆったり家で過ごしてみる。

そしてまた次の平日に備えてゆっくり準備する…

変化の特徴として、

一つを変えればそれに釣られて自ずと全てが変わります。

一つ変えてしまえば、二つ変えるのは簡単です。

二つも変えてしまえば、三つ変えるのはもっと簡単です。

三つも変えてしまえば、全てが変わるのは時間の問題です。

最初の一つが一番難しいのです。

この一つ目の変化に、コツは一切ありません。

あなたがやるかやらないか、それだけです。

やれば、何かしら未来が変わります。

やらなければ、ずっと今まで通りの未来です。

それならば、とりあえずさっさとやってみてしまうことです。


…筆者、透佳(スミカ)

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