見出し画像

Management: 「部活入らなきゃ教」から今すぐ脱会する。

ここで私は「なんとしてでも絶対に部活動には参加してはいけない」と言うつもりはありません。

中3の一定時期まで部活動に一生懸命取り組んで、

その後そこで培った体力や集中力を活かして受験で合格を勝ち取る生徒も私は何人も見てきました。

かく言う私自身も曲がりなりにも中学・高校の6年間部活動に入っていましたから、

部活動がもたらすメリットも十分に理解しているつもりです。

その上で私がここで言いたいのは、

「特に入りたいわけでもないのに、『なんとなく』『友達がいるから』で部活動をするのはやめろ」

ということです。

厳密に言えば、ちょっとやってみる・初めてみることは問題ではありません。

本当は辞めたいと思っているのに、惰性でダラダラ続けているのが問題なのです。

あなたの学生生活を振り返ってみても、こういう生徒が必ず一人以上はいたことでしょう。

運動部所属なのに、雨が降ってその日の活動が中止になったら「よっしゃー、雨だ」と喜ぶのです。

これは異常です。

即刻辞めるべきです。

雨が降った日に「えー、せっかく楽しみにしていた部活なのに」

と言えるような姿勢で部活動に臨んでいないと得るモノも得られないのです。

部活動の良さは複数ありますが、まず一つ間違いなく言えるのは

「一つのことに一生懸命に・継続的に取り組んだ」という体験ができることです。

これは受験でも必ず活きます。

立派に部活をやり抜いた生徒は、その勢いで勉強もやり抜くことが多いです。

ですがその逆に、中途半端にダラダラと部活を続けていた生徒は

同じように勉強もダラダラとなんとなくしてしまうことが多いです。

スポーツと勉強、と分けて考えてはいけません。

勉強とはつまり頭脳のスポーツなのですから、根本は全て同じなのです。

一生懸命に・継続的に取り組む覚悟がないのなら、潔く身を引くべきです。

堂々と帰宅部で3年間(ないし6年間)通すべきです。

中途半端な姿勢のままでは、スポーツも勉強も両方中途半端になってしまいます。

一つにしぼれば、中途半端になることはなくなります。

少なくとも中1のタイミングから大量の時間と体力が安定して確保できますから、

それを適度に勉強にあてることができればそれこそ一等地を抜くことができます。

実際、私が直接教えてきた生徒の中でも

「全てが中途半端になってしまうので思い切って部活を辞めました」

という生徒には優秀な生徒が多いです。

何よりも凛々しい・吹っ切れた表情で机に向かっているのが頼もしいのです。

そこで決断できずにダラダラと現状維持している生徒よりも遥かに上です。

部活動は「入るな」とはいいません。

ただ、「入らないという選択肢もある」ということも頭に入れておいてください。

特に近頃は同調圧力なのか、

「部活動に入らない生徒は正常ではない」という風潮があります。

そういう中途半端な連中は放っておいて、あなたは粛々と勉強すればいいのです。


…筆者、透佳(スミカ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?