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地方の魅力は、面白いことが起きる「予感」

静岡県下田市でお試し移住を始めて、ちょうど半月が経ちました。
「まだ半月しか経っていないのか」と感じるぐらい、非常に充実した日々を送っています。

来たばかりのときは、ほとんどリモートでの仕事しかしておらず、「さすがにアカンな」と思ったので、色んなところに足を踏み入れるように。
地域のバスケやバレーボールに参加させてもらったり、研修などで下田に来た会社さんの懇親会にお邪魔したり、最近は飲食店のホールスタッフなんかもしています笑

また、飲食店の新メニューのポスター作成、法人会の方との面会、イベントの提案など、仕事面でも活動の幅を広げています。
足を踏み出せば踏み出すほど面白いことが起きるので、毎日が新鮮になってきています。

このように、非常に充実した日々を送っており、ぜひとも他の方にも味わってもらいたいと思い、「じゃあ、何をどう伝えれば、来たいと思ってもらえるのか?」と考え始めたわけです。

そのためには、「なんで下田に来たのか?」「なんで下田が楽しいのか?」を言語化するのが一番だと思ったので、このnoteにて書いてみることにします。

(ちょっと長いですが、最後に写真コーナーもあるので、ぜひ最後までお楽しみください)

住みたい街、というわけではなかった

まず、地方移住を検討するとき、街を基準に選ぶことがメジャーだと思います。
それは当たり前です。一拠点だろうが多拠点だろうが、どこかには必ず住まなくちゃいけないので。

でも、「下田に住みたかったの?」と聞かれると、必ずしもYesとは言えません。
むしろ、今年の8月まで「下田」という単語自体頭にありませんでした。
まさか下田に住むなんて、2か月前くらいまでは想像してませんでした。

ちなみに、街だけで選ぶとすると、一番住みたいのは福岡県福岡市です。
インフラ整ってるしご飯おいしいし物価そんな高くないしスタートアップ誘致が活発だし。

でも、街は理由にはなりませんでした

正直どこでもよかった

そして、「どの街に行くか」は、正直どこでもよかった

どの街に行こうが、仕事があって飯食って寝る場所さえあれば、人間は生きていけますし、日本ではどこに行っても大して差はありません。

お店が少ない地域でも、現代はオンラインでほとんど解決する時代です。
「便利」の定義が10年前とは変わってきており、その定義は場所に左右されなくなってきています。

だから、「住みたい」「住みたくない」の概念すらなく、下田に住んだ理由も他にあったのです。

ご縁があった、がすべて

では、なぜ下田なのか?
それは、「ご縁」としか言いようがありません。

会社で地方に関わるサービスを開発中なのですが、友人に「下田に面白い人いるから行ってみる?」と声をかけてもらい、即答で「行く」と答えました。その友人と、うちの代表と3人で行くことになりました。
それは8月末の出来事。

ここではあえて詳細は書きません(少し後に書きます)が、下田を本拠地に全国に事業を展開している会社さんの方と話をして、同じく提供しているレジデンススペースで飲んで泊まって、翌日はレンタカーを借りて遊びに行って。

その時の印象が強かったので、下田に滞在できる可能性があるとわかったとき、すぐに「行きたい!」と思い、11月から3か月だけ滞在することになったのです。

あえてフワッとした書き方をしましたが、ここから確信を突くことを書いていきます。

地方は、東京からの逃げ場所ではない

地方移住を検討する理由でよくあるのが、「満員電車が嫌」「スローライフを送りたい」というもの。
すなわち、東京からの逃げ場所としてとらえているということです。

一応、僕も現時点では東京が本拠地なので、その気持ちはよくわかります。

ですが、よく考えてみてください。
満員電車を避ける方法なんていくらでもあるし、東京でもスローライフは可能です。

僕自身もレンタサイクルなどを駆使して春と秋はほとんど電車に乗りませんし、スローライフしたいなら仕事も遊びもしなきゃいいだけです。月額1.5万円でゲストハウスに住めるサービスなど、固定費を下げる方法もいくらでもあります。

「東京=満員電車」「東京=忙しい」と考えるのは、正直思考停止だと思っています。

また、地方に行けばその問題は必ずしも解決されるとは限りません。

僕の地元の愛媛県でも、通勤時間帯は私電が満員になりますし、人手不足でむしろ忙しいなんてこともザラにあります。
(東京には大企業が多く、労基署の目がしっかり行き届いている企業が多いので、労働時間はむしろ東京のほうが短いかもしれません)

だから、地方は東京からの逃げ場所ではないし、その意識では地方でも同じことを感じる可能性だってあると思います。

地方の未開さに喜びを感じられるか

当たり前ですが、東京に比べて地方は整っていないことが多くあります。
インフラを始めとして電子マネーの普及、買い物できるお店の数など、圧倒的な差があります。

あくまで東京を基準に相対的に考えると、地方は未開の地であると言えます。

ですが、それこそが地方の価値。
未開であるからこそ、なんでも開拓できる。

そこに喜びを見いだせると、非常に面白い日々を送ることができると確信しています。

未開さを喜んでいる人がすでにいる

これが一番の魅力だと感じているのですが、未開さを喜んでいる人たちが下田にはすでにいるんですね。
未開であるからこそ、なんでも開拓できる。をやろうとしている人たちが。

僕は今、『LivingAnywhere Commons伊豆下田』というところに滞在しており、レジデンススペースの中で仕事したり人と話したり、ワークスペースで仕事をしたり。
また、ワークスペースがある施設の『Nanz Kitchen』という飲食店に飲みに行ったりたまに手伝ったり。

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会話の中で、「あんなことやりたいよね」「こんなことできるよね」という言葉がかなり飛び交っているのです。
下田という街に可能性を感じて、そこに集う人に可能性を感じて、年齢も出身地も関係なくアイデアを出し合っているのです。

もちろん僕もその一人ですし、「こうやればできそうですね」「まず作ってみますね」など、提案して実際やってみるなんてことも多くあります。
それに対して、「めっちゃいいじゃん!」と言ってもらい、採用してもらうという流れもできています。

また、東京や他地域からの来客も少なくなく、「こんなことやりたいんですよ」とアイデアを持っている方がたくさんおられます。
その話を聞いて、「じゃあ下田でこういうことやりましょうよ!」と一緒に考えたりするのが楽しく感じています。

8月末に来たときも、この話をしたのが非常に楽しく、「面白いことになりそうだ」という予感がしたので、下田に来ることにしたのです。
(代表にも「11月から下田に行っていいですか?」と聞いたら、あっさり「いいよ」と言ってくれました)

面白いことが起きる「予感」が人を惹きつける

長くなりましたが、結論を書くと、下田に来た理由は、「面白いことになりそうだ」という予感がしたからです。
縁あって訪れた場所で、果敢にチャレンジしようとする人たちの姿、その熱量、そして未来への「予感」。

未開だからこその「予感」という表現なのですが、その「予感」は僕は当たっていると思いますし、そう思っている人たちが集まっています。

「地方に人が来るにはどうすればいいか?」という議論は各所でされていると思いますが、現時点での僕の答えはこの「予感」でした。

地方で何かが起こる。

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おまけ:写真コーナー

カメラスキル向上のために撮った写真たちを、何枚か載せてみます。

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うまくなったと思う!

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