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"テキストだけで全て伝わる"はさすがに嘘だけど、テキストだけでも伝わることは多い

少し前から「テキストコミュニケーション研究家」という肩書を冠して活動しています。
その名の通り、よりよいテキストコミュニケーションを追求するための活動です。

コミュニケーションは、まず大きくリアル/オンラインの2つに分けることができ、後者はさらにビデオコミュニケーション/ボイスコミュニケーション/テキストコミュニケーションの3つに分類できます。
以下noteで、それぞれの特徴についてまとめているので、興味のある方はぜひご一読ください。

リモート化がさらに加速し、テキストコミュニケーションの量が激増した方がほとんどだと思います。
仕事にしてもプライベートにしても、テキストコミュニケーションは物事の核になってきていますが、ビデオやボイスなどの「話す」コミュニケーションが不要だとは考えていません。
人間関係は、やっぱり話してナンボです。

でも、「話さないと全ては伝わらない」とも思っていません。
もちろん100%は嘘だけど、僕の肌感では95%は伝えられると感じています。

それを実感した出来事があったため、この場でシェアします。


先日実施した、とあるミーティングでのこと。
プロジェクトメンバー3人で、メンターさんからのメンタリングを受け、「『このプロジェクトをなぜやるのか?』をもう1回考えた方がいい」という言葉をいただきました。

発表の機会までに3人で再度詰める必要があったため、あるメンバーが「どこかで3人で話す?」と言ったのですが、発表が近く、かつ予定が合いそうになかったため、テキストでやり取りすることに。
結果的に、これがものすごくよかった。

プロジェクトに関わろうと思ったそもそものきっかけを再度共有できたり、それを深堀りして認識のすり合わせができたり、かつ今後やりたいことやミッションにも触れられたり。
膝を突き合わせても話さないようなことをたくさん話せて、個人的には「アツい」出来事でした。
多分、5時間くらいずっとやり取りしてた気がする。


この出来事をもとに、テキストコミュニケーションの良さについて少し言及します。

テキストを用いることによって、情報として残るので、いいコミュニケーションができると話すよりも気持ちよくなるのですね。
それを何回も見返せるから。

また、話すと伝わりづらい部分があったり、流れてしまうこともあったりしますが、テキストだとそこをじっくり聞けるし、引用した上で「これってどういうこと?」聞けるし、情報と情報のつながりがちゃんと見えるのですね。

それによって、より丁寧なコミュニケーションになり、より丁寧に相手を知ろうとするのだと考えています。


皆さんすでにお気づきだと思いますが、「テキストだけで全て伝わる」はさすがに嘘です。
やっぱり、話すことで関係性が深まるのは間違いありません。

だけど、テキストだけでも伝わることは多いと感じています。
会えないからこそ、時間が限られるからこそ、テキストで精一杯伝えようとすると、思ったより伝わります。

その精一杯さによって、テキストは時に会話を凌駕する
そう信じて、テキストコミュニケーション研究をさらに進めてまいります。

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