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行く×4≒来てくれる×1

ゲストハウスのコミュニティマネージャーをやっているため、SNSやコミュニティの中でどうしても「来てください」と告知することが多くなります。
それは心底来てほしいと思っているからであり、「やめろ」と言われても告知は続けると思います。
告知はビジネスにおいては避けては通れない道。

しかし、必死の告知宣伝も虚しく、お客さんが来てくれない…といった経験をされた方も少なくないでしょう。
宿泊業に限らず、全てのビジネスで言える話かもしれません。


じゃあどうすれば来てくれるか。
それはケースバイケースなので一概には言えませんが、そのうちの一つに「自らがお客さんになる」があると考えています。
宿泊業において言えば「自ら泊まりに行く」ですね。

特に地方においては顔が見える関係性が重要で、「知っている人から買う」がつながっていくとコミュニティ化していくのです。
僕もさっき、知り合いの焼き芋屋で焼き芋を買いました。

じゃあ一度商品を買えばその人は自分のお客さんになってくれるのか。
そんなことは決してなくて、一度だけ来てくれた人は正直One of them止まりだと思います。
2回目以降で「あ、どうも」が生まれるのでしょう。

僕の肌感では「行く×4≒来てくれる×1」くらいのバランスです。
4回くらい自分が足を運んで、やっと1回来てくれるな、と。
これは、僕の3年間の多拠点生活で蓄積された感覚ですし、最近来てくれた人は大体これが当てはまっています。

でも、その1回を目的に4回通ってたわけでは決してありません。
ただ好きで足を運んでいたら、「そろそろ遊びに行きますね」と自然と言ってくれるようになった。
そんな感じです。


今回のメッセージは「サービスを使ってもらうために他のサービスを積極的に利用しよう」ではありません。
そこに打算が入っているとサービス提供者も気づきます。

そうではなく、好きなサービスを純粋に好きなまま利用し、好きな場所に純粋な気持ちを持って行く。
そして、そのサービス提供者が自分のサービスを使ってくれたらラッキー。
それくらいのスタンスでいいんだと思います。

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