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解決すべきは「課題」ではなく「問題」である。そしてその「問題」は「理想」からしか生まれない

「課題解決」って言葉あるじゃないですか。

よく聞くじゃないですか。

何の違和感もなく使っている人も多いと思いますし、僕も普段はあんまり意識しないのですが、よく考えてみると「課題解決」って言葉はちょっとおかしい気がしていて。

というのも、解決すべきは「課題」ではなく「問題」だから、です。


例えば、ダイエットに励む男性がいたとしましょう。

60kgがベスト体重だとして、現時点で70kgだったとしたら、理想より10kgも増加しているという「問題」が生じているわけです。

その問題が発生した原因はいくつかあると思いますが、そのうちの一つに「食べ過ぎ」があったとします。

1日2kgくらいご飯を食べているとしたら、「1日の食事量を減らす」という課題を設定して、かつ「1日1.5kgまで」という具体的な数値目標を決められるわけです。

つまり、「1日の食事量を減らす」という「課題」を設定して行動し、「体重10kgオーバー」という「問題」を解決しようとするわけです。


もっと言うと、「問題」は「理想」と「現実」のギャップなので、「理想」が明確にないと問題点は洗い出せないはず。

例えば、70kgまで太ってしまったとしても、70kgでいいのならそれでいいわけで。

「やっぱり60kgまで落としたい」という「理想」があるからこそ「10kgのギャップ」という「問題」が生まれ、それに紐づいた「課題」が設定されるわけです。

なので、「理想」を持つことが「問題」解決、そして「課題」設定の入り口だということです。


「問題」と「課題」を混同してしまうと、適切な仕事ができないことが往々にしてあるので、それを改めて書いてみました。

そしてそれは、ダイエットや恋愛に例えると結構わかりやすいので、最近はそういう例え話をすることが多いです。

そんなことをポッドキャストでも話しているので、もし興味があれば聞いてみてください。


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