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すみだ向島EXPOだけじゃない!めざすのは日常からなじみ、ともに成長しあう町とアートの関係性バーバーアラキにできた、世にも不思議な雑器店の謎に迫る(3)雑器店・店主兼アーティスト・海野さんに再び訊く
第3話「町とアーティストは、ともに育ち、新陳代謝していく」前回は、雑器店にまつわる方々から、自分の地元、ホームタウンに寄せる思い、そこから見える京島地域の可能性についてお伝えしました。 最終回は、京島とアーティストがどう関わり、成長していけるのか、再び、雑器店・店主で画家の海野貴彦さんの視点から可能性を探ってみます。 アーティストが成長する町、京島の魅力Q:MちゃんやSさんのお話からも、みんな自分の地元に対しては複雑で深い愛があるんだなあと感じました。海野さんから見て、京島
すみだ向島EXPOだけじゃない!めざすのは日常からなじみ、ともに成長しあう町とアートの関係性~バーバーアラキにできた世にも不思議な雑器店の謎に迫る(2)雑器店に集う人々
第二話「赤坂VS京島⁉ 人が地元に求めているものって何だろう?」前回は、雑器店・店主で画家の海野貴彦さんにご自身のことや雑器店に込めた思いを伺いました。今回は雑器店に関わる人から、人が町、あるいは生まれ故郷に対して抱える思いにフォーカスしてみました。 登場人物のお一人目は海野さんを取材していたら雑器店にやってきたMちゃん。昨年のすみだ向島EXPOに遊びに来たのをきっかけに海野さんが海の家をつくる手伝いしてくれた京島ファン。そしてもうお一人は、雑器店の俊敏スタッフSさん。さあ、
すみだ向島EXPOだけじゃない!めざす目指すのは日常からなじみ、ともに成長しあう町とアートの関係性~「バーバーアラキ」にできた、世にも不思議な雑器店の謎に迫る(1)
(第一話)店主トーク~雑器を通して、人の流れ、つながりを創り出したい ご存じだっただろうか?墨田区京島3丁目・キラキラ橘商店街にある「バーバーアラキ」という空間で2か月間、不思議な「雑器店」が開いていたことを。雑器とは、廉価で日常遣いできる器のことだが、この店に並ぶのはちょっと特別だった。デパートの陶器売り場では高額作品として取り扱われている一流の作家さん達の雑器が手ごろな価格で販売されていたのだ。この幻のような雑器店の仕掛人であり、店主を務めていたのは画家・海野貴彦(かいの
墨田区京島。リノベーションで生まれ変わった七軒長屋と、空き地活用の現在地。アート的な場をつくることで、街でモヤモヤしている人が集まってくる。
東京都墨田区北部の京島・八広・立花エリア。東京でもっとも多く戦前の長屋が残るこの地域の大通りである明治通り沿いには、七軒連なった長屋があります。 この七軒長屋は、1932年に建てられたため築90年。これまでこの長屋の1階部分では居酒屋や仕立て屋、植木屋などの商いが行われたり、2階は住居スペースや店舗の休憩スペースとして脈々と多くの人に使われてきました。 数年ほど誰も住んでいない状態の部屋がありましたが、この長屋を拠点に活動したいという人たちが現れ、借り手それぞれがリノベー