【日記】「ふとるわよ」と母に言われた日|こどもの頃の日記から 33
197X年2月A日 日曜日
大使かん全いんで Kleinzell へスキーに行った。
Fさんはカゼらしいので、いらっしゃらなかった。
Hさんがスケートぐつを私にくれた。
私はこの間スケート場でねんざをして、
もうスキーもスケートもやらないつもりでいたが、
母が「ふとるわよ」といったので、
来年はYさんにならうことにした。
Sちゃんもうまくなった。
弟は、山のてっぺんから右、左、右、左、とスイスイすべった。
EちゃんやTくんもリフトにのって大人たちといっしょに
上までいって、上からすべった。
父は Yさんにつきっきりでおそわった〔コーチを受けていた〕。
みんなうまかった。
Tさんのおじさまは初めてと言われたが、ものすごくうまかったので、
このスキーじょうが初めてだったのだろう。
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Klienzell (クラインツェル)は、リリエンフェルト郡にあるリゾート地。
この時は、ねんざから回復中だったので、スキーは持参せず、
スキーをしない奥様がたといっしょに、
そり遊びをしていた小さな子たちのお世話係をしていた。
母に「ふとるわよ」を言われたことを書いているのは、
自分でも体重が増え気味だったのを少し気にしだしていたのだろう。
初潮はまだ迎えていなかった。