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【2021年11月1日~11月7日】週間マーケティングニュース

みなさんこんにちは、すみです。

今回は、週間マーケティングニュースということで、先週1週間のマーケティングトピックを振り返っていこうと思います。

今回は2つのトピックについて深掘りしてお話しします。

先週の全てのニュースについては記事の最後にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

AppleやGoogleの手数料30%を回避する決済方法の導入が進む

Epic Gamesとの裁判などで、たびたび問題になっていたAppleのApp Store手数料30%の問題。

今年9月のEpic Gamesとの裁判の結果でAppleがストアを介さない支払いオプションをリンクさせる権利を与えなければならないことになりました。

その影響なのか、第三者に対してAppleやGoogleのストアを介さない支払いを実装すると発表するニュースがいくつかありました。

■ Meta(Facebook)、Appleの手数料30%を回避する決済方法を提供する
■ Google、韓国で第三者のアプリ内決済オプションを許可する

まずはMeta(Facebook)について。
MetaはAppleの30%の手数料を避ける決済方法をローンチすることを発表しました。
これにより、クリエイターはFacebook Payを介して行われる支払いポータルをファンに提供可能になります。

Googleもまた、Appleと同様に第三者の決済オプションを許可する動きになっており、まずは韓国でこれを許可することになりました。

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出典:Google outlines plans for first alternative in-app payments in South Korea

Google以外の第三者の決済オプションを活用した場合、Googleの決済オプションよりも4%やすい手数料になるとのことです。

このような感じで、アプリの決済でAppleとGoogleの独占状態だったことが徐々に解かれていこうとしています。
これによって、クリエイターエコノミーも活性化していく可能性があるので、今後の経済への影響にも注目かと思っています。

Pinterestのソーシャルコマース

Pinterestといえば、Instagramのような画像系のプラットフォームとして知られていますが、コロナの影響で利用者が増加し、さらにソーシャルコマースにも以前から力を入れていました。

ところが、コロナが徐々に落ち着いて少し状況が変わってきているようです。

■ Pinterest、食品、ファッション、美容などがライブで買い物可能なライブコマース機能Pinterest TVを発表
■ Pinterest、コロナの外出制限が緩和されてから1000万人以上アクティブユーザーが減少

まずは、Pinterestのアクティブユーザーについて。
コロナの外出制限が緩和されてから、Pinterestは1000万人以上アクティブユーザーが減ったとされています。

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 出典:Pinterest Loses 10 Million More Active Users as COVID Restrictions Ease and Shoppers Return to Physical Stores

ソーシャルコマースのプラットフォームとして機能していましたが、外出が緩和せれたことによって実店舗に流れてしまったということがユーザー減少の一因になったと言われています。

そんなPinterestですが、やはりソーシャルコマースが強いプラットフォームとしての側面を強化していく一環として、ライブコマース機能のPinterest TVを発表しました。

この機能では、ファッション、ビューティー、DIYなどにフォーカスしたオリジナルライブコンテンツの視聴ができ、さらに買い物も可能になります。

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出典:Pinterest gets into live shopping with launch of Pinterest TV

外出制限緩和による、買い物客の減少が一因となって一度はユーザー数が減少したPinterestでしたが、今後もソーシャルコマースを強化していくようなので、ソーシャルコマースが得意なプラットフォームとして注目かと思います。

今週の気になるニュースまとめ

最後に今週のテックニュースの一覧です。ピックアップされたものも含めてこれだけのニュースがありました。

11/1
- Twitter、スーパーフォローがiOS全てのユーザーに展開
- Discord、アクティブサーバー数が1900万を超える
- AppleのiOSのアップデートはAnapchat、Facebook、Twitter、Youtubeから合わせて$9.85Bを奪ったと言われている
- 電子書籍、全体の市場規模は20年度で4821億円、そのうち8割以上が電子コミック

11/2
- TikTok、アメリカとカナダを対象にAmazon FireTVで利用可能に
- Instagram、他のユーザーのストーリーに自分のストーリーで対応できるAdd Youresをローンチ
- Pinterest、食品、ファッション、美容などがライブで買い物可能なライブコマース機能Pinterest TVを発表
- コロナの影響でオンライングローサリーが普及し、今は即位宅配サービスが人気
- Fortnite、中国のサービス提供を終了する
- Zoom、無償ユーザーに対して終了後に広告を表示する検証をする

11/3
- Microsoft、来年にTeamsでコラボレーション可能なバーチャル空間を提供する
- Facebook、顔認識機能を終了する
- Netflix、Android版からNetflixゲームをローンチする
- Twitterプロがローンチ
- 米マイアミ市長、給料を100%ビットコインで受け取る

11/4
- Clubhouse、Android版から日本語版で提供を開始する
- Meta(Facebook)、Appleの手数料30%を回避する決済方法を提供する
- Twitter、Instagramのリンクシェアで画像を含むリンクプレビューの表示が可能に
- TinderのMatch Group、メタバース内での出会い系サービスを検討中

11/5
- Pinterest、コロナの外出制限が緩和されてから1000万人以上アクティブユーザーが減少
- Google、韓国で第三者のアプリ内決済オプションを許可する
- ニューヨーク市長、給料をビットコインで受け取ると発表
- Karatの調査によると、InstagramのフォロワーはTikTokのフォロワーの10倍の価値があることが判明(一人あたりの平均売上額から算出)
- アメリカの世論調査でメタバースに興味なしと回答した人は68%

11/6
- Web3のメッセージングアプリが徐々に増えている傾向
- Meta(Facebook)、メタバース向けのデバイスを試す自社店舗のオープンを検討

以上、週間マーケティングニュースでした!

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