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ソーシャルコマースの統計:SNS上での買い物が加速する!

みなさんこんにちは、すみです。

2020年はコロナの影響でEコマースの需要が増加し、並行してSNS上で買い物をするソーシャルコマースも大幅に増加しました。

それに伴い、SNS各社もソーシャルコマースに関する機能の実装を進めています。

今回は、ソーシャルコマースに関する需要の統計をご紹介します。
ぜひマーケティング施策の参考にしてみてください!

ソーシャルコマースの市場

まずは、ソーシャルコマースの市場規模についてです。

e Marketerのレポートによると、今年のアメリカのソーシャルコマースの売り上げは、360億9,000万ドル(34.8%増)と予想されています。

購入者数は2020年に8,010万人(25.2%増)となり、2021年には9,040万人(12.9%増)になると予想されています。

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出典:Social Commerce 2021

ソーシャルコマースの統計

ドイツの企業squarelovinは、ソーシャルコマースに関するユーザーの購買行動の興味深いデータを発表しました。

【ユーザーはSNSの情報をきっかけに購入する】
■ 24%がSNSでブランドを見つける
■ 42%が商品リサーチSNSを利用
■ 21%がSNSでの「いいね!」やコメントの数をきっかけに購入する

【SNSから購入することが分かるデータ】
■ 55%が2020年にSNSを通じて購入している
■ 11%がSNSの「購入」ボタンで購入意欲を高める

【企業によるSNSマーケティングが購入を後押しする】
■ 2020年には31%がSNS広告を見て直接製品を購入した
■ 2020年に19%がインフルエンサーの製品投稿後に直接製品を購入した
■ 9%がInstagramでスポンサー付きの投稿をクリックしました。

出典:The Rise of Social Commerce [Infographic]

この統計から2020年は55%の人がSNSから買い物をしていることが分かりました。
また、何か商品を買う際のリサーチツールとして、ユーザーがSNSを利用する傾向にあることが分かります。

ソーシャルコマースに最適なSNS

InstagramとPinterestのような画像系SNSは特にソーシャルコマースに適しているといわれています。

Instagramは、特に服やアクセサリーなどの小売関係で、日本でも広く宣伝ツールとして使われているので、納得ですね。

Pinterestに関しても、アプリが画像の引用元になっているWEBサイトに遷移することを前提にした設計になっているので、ECサイトとの相性がよく、購買意欲の高いユーザーが多いことが分かっています。

Pinterestに関するデータは過去の記事にもまとめているので、こちらもぜひ見てみてください。

また、これ以外のSNSでも、ソーシャルコマースに対応するため、機能の実装やテストがすすめられています。

■ FacebookとInstagram:Shopifyの決済システムShoppayを導入
■ Snapchat:Eコマースの機能を導入
■ TikTok:eコマース機能の導入を検討中
■ Youtube:2021年中にはショッピング機能を展開する
■ Twitter:Shopボタンを入れるテスト

先ほどの統計データの11%がSNSの「購入」ボタンで購入意欲を高めるということからもわかるように、購入ボタンや決済に関する機能が追加されることによって、更にソーシャルコマースが盛り上がりそうです。

とはいえ、まだカードの登録などの機能は実装していません。
ユーザーがAmazonなどで気軽に購入してしまうのは、カード情報が登録されておりボタンを押せば簡単に購入完了してしまう利便性にあると思います。
もし、SNSがカードの登録までできるようになれば、SNSとAmazonなどのECサイトの激しいネットショッピングの戦いが起こるかもしれません。

以上、ソーシャルコマースに関する統計でした!

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