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~外側に、「答え」はない~

私のリーディングモニターを受けられた方へ、「あなただけの、オリジナルストーリー」を紡ぎます―

今回のストーリーは、「外側に、答えはない」ということを、改めて私に気づかせてくれた方のお話です。

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Nさんは、漫画のみに留まらず、映画や舞台、小説など、多種多様な文芸作品を教えて下さいました。
私は文字の本が苦手な事から、どれも初めての作品ばかりで、その全てに触れるのに非常に時間はかかりましたが、それだけ豊富な知識で溢れている印象がとても強い、Nさんでもありました。

それと同時に私が感じたのは、その豊富な知識量の間に潜む、「自分の正しさを証明したい」、「誰よりも誠実でありたい」という、どこかご自身を正当化するような思いと共に、何かを見ないように、気づかないようにと、まるで、自分の闇を別のもので覆い隠すかような、そんなNさんの様子も垣間見えました。

特に、「鬼滅の刃」、「手塚治虫」、「向田邦子」作品から私が見えた、幼い頃のNさんは、いわゆる「お母さんの言いつけを『忠実に』守ってきた」タイプ。
「私は、お姉ちゃんだから」って、自分がやりたいことも欲しいものも我慢して、いつも下の子達に譲ってきたような、とても正義感の強い、素直で真面目な子、そんなイメージです。

その反面、自分の中の「闇」には、人一倍敏感なところもあり、特に、「妬み、恨み、後悔、悲しみ、悔しさ、疚しさ」などの黒い部分は、とにかく徹底的に、「許せない」。

"耐えられなかった
自分の汚さに
誰よりも誠実でありたかったのに
正直に生きてきたって思ってたのに”

そう言ってNさん、ずっとご自身のこと、責め続けて来られたように、私には見えました。

そして、ご自身の闇を受け入れられない度に、「どうしたら、どうやったら、この苦しい現状から抜け出せるか」と、一生懸命「頭で」打開策を考えてみたり、それらしい情報に頼ってみたり。

そうやっていつしか、「自分の思いを優先する」ことより、「自分の正しさを証明してくれるもの」を求めて、外側に「正解」を探し続けて来られたのではないでしょうか。

そんなNさんへ、私がお贈りしたメッセージです。

外側にある、どんなに優れた思考や言葉で、自分を正当化しようとも、ご自身の中にある「許せない」気持ちを認めない限り、あなたが本当の意味で「救われる」事はありません。

あなたの「闇」を見ない限り、あなたを導く「光」に出会うことは出来ないのです。

どうか、あなたの中に蓄積された、要らないものをひとつひとつ外して、あなた本来の「軽やかさ」を取り戻す準備を始めてください。

列島を駆け巡る「そよ風」は、何に囚われることなく、どこまでも自由にしなやかに、「ただ、風である」ことを、全うします。

リーディング メッセージ


また、Nさんからのご感想です。

1、物心ついた頃からの母に対しての怨み辛み復讐心や確執などが、母の最期が近付くに連れて徐々に溶解されて、昨年母が他界すると段々と『感謝』に変化したのですが、母や自分自身への『赦し』『許し』には至っていないのだなぁ…総てに於いてですけれど。自分はまだまだだなぁ…と。

2、母との事があまりにも大きすぎた50年余でしたが、母の骨壺をまだ傍に置いていたり(お墓がないというのもある・いずれ散骨予定)、未だに共依存から抜け切れていない部分もあります。人間関係をはじめ、今 自分が携わっている事や、これから自分が挑戦しようとしている事へのヒントになったと思っています。母というワードが自然と出なくなったら自分自身も自立しつつあるという証ではないかな?と思います。
今回、日々接している人達から聴ける言葉ではなかったので、新1年生になった氣分です。ヨンナー(ゆっくり)し過ぎない程度に成長して卒業を迎えられたら。

リーディング ご感想


私が今回、同時に見えたのは、一生懸命新しい価値観を取り入れようとする、Nさんの姿です。
そして本来は、もっと「軽い」お方だという印象も。
なので、誰かがそう言ったからとか、考えて出した答えは、Nさんにとってはただの重荷でしかなく、要らないものとしてどんどん蓄積されていくだけで、「このままじゃNさん、重すぎて身動き取れなくなっちゃう」って、そう、思ったんです。

そして、同時に私に浮かんだ、列島各地を点々としながら、人にインタビューをして回るNさんを取り巻く光景。

「ああ、風だったんだ」

このことが、今回私の中で一番腑に落ちた、Nさんに対する私の答えでもありました。

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『あなたが一番欲しい答えは、常に、あなたの中にあります』

もうひとつ、浮かんだ言葉と共に―

Nさんがご感想でも力強く仰ってましたように、「これから自分が挑戦しようとしている事」が、軽やかな風と共に、ありますように。





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