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人の心を動かす 文字 言葉

この記事を目にした人。タイトルを見て、興味が湧いたから読んでもらっているんだと思う。

文字や言葉って改めてすごいと思う。

Aさんは、Bさんに「何時に◯◯集合しよう」と伝えた。ちゃんとAさんとBさんは、決まった時刻、同じ場所に到着する。偶然とか奇跡とかではなくて、必然的に。

「当たり前だろ?」と思われるかもしれないが。Aさんが頭の中で考えていた時間と場所は言語化され、形に起こして。Bさんに、Aさんの考えを伝えている。いわば、自分の頭の中の考えを、そのまま相手に渡せる道具。

お互いが言葉一つ一つ意味を理解出来ているからこそ、一つ一つに人を心を動かす力が備わる。

普段、何気なく使う文字や言葉。なかなかその素晴らしさに気がつけない。

インターネットが普及したこの時代。文字や言葉に触れる機会が、昔よりも今の時代の方が格段に増えてきた。

SNSに何気なく投稿される呟き。見て触れて聞いて感じたもの。自分の感じた事を、言葉に直してどの様に感じたかを文字に言葉に置き換える。

言葉一つで、見知らぬ人の心を動かせる力。だからこそ、言葉の重みを理解しなくてはならない。

言葉って重い。「おはよう」この4文字程度の言葉より、少なく全く意味は違う「馬鹿」や「アホ」の2文字程度の言葉。簡単に出る言葉の中にも、受け取る側の受け取り方次第で、重さは変わる。

「死ね」
ふざけても言うもんじゃ無いと、昔、僕は親にキツく怒られた。弟に向けて言った言葉。あの時別に「死ね」と言われた弟は死にはしなかった。むしろ、僕の事を殺してやりたいと思ったくらいだろうな。

まぁでも、心底「死ね」と思っていたとしても、いざ死んだ時、多分僕は悲しむんだろう。だからこそ取り返しのつかない、そんな言葉はなるべく言わないように、親は僕に教えたかったんだと思う。

文字に触れる事が多くなった時代。インターネットでよくある誹謗中傷。される側は命を落とさないと思い、安全圏から、他人事の様に発せられる言葉。

本当に命を落とした時。僕はニュースで自首をした人を見た。そして思う。

言葉って相手にも自分にも重くて、癒しにでも呪いにでもなるな。

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