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【イベントレポ】シオリーヌと生理について考えてみた

こんにちは!スマルナnote担当のアイです🐶
先日、シオリーヌさんと集まってくれたみなさんで「生理について考える会」をしましたので、その様子をお届けします♬
今回は8名の方が参加してくださいました😊遠くから来てくださった方もいて、とても嬉しかったです!

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まずは自己紹介&みんなに聞いてみたいことなどを順番に話しました。
急に生理がきたときの対処法、ショーツやシーツが汚れてしまう問題や、PMSや生理のときの症状を聞いてみたいという声が多くありました。
他にもどうしたら生理について話しやすくなるのか、高校生など若い世代でもピルが飲みやすくなってほしい、などの意見も。
みなさん生理や生理を取り巻く状況について、いろいろ疑問を持たれているようです。


生理について話せる?

最初の議題は、生理について話すことに抵抗があるかどうかについて。
職場では、特に相手が男性だと言いづらい方が多いようです。恐る恐る話してみたら、「もっと早く言ってくれたらよかったのに」と言われたこともあるそう。それぞれの価値観や考え方が違って、言いづらいと感じてしまっていることもありそうですね。
職場や学校でも、チームメイトや仲間のような存在に自分が生理であることを伝えるのは、自分が「守ってもらわなければならない、か弱い存在」になってしまうように感じるという意見も。生理で体調が悪かったとしても、風邪などとはまた少し違う意味合いを感じてしまうこともあるようです。

生理についての価値観はどこから?

それに引き続き、そのそれぞれの生理についての価値観は、どこから来ているのでしょうか。
皆さんのお話を伺っていると、やはり両親からの影響が大きい様子。
シオリーヌさんの家庭では、昔から性や生理について話すことに抵抗がなく、お母さんが生理用品の使い方についても教えてくれたそう。「お母さんがタンポンを使っているのも知っていたので、初めての生理のときからタンポンを使うことに抵抗がなかった」と笑うシオリーヌさん。
一方、両親から生理について教わることはなく、自分で試行錯誤したり、インターネットで調べたりして生理用品を使っているという方も多かったです。
家庭での教育や方針で、かなり状況は変わってきますね…。私もあまり親から教わった記憶はなく、学校で教えてもらったりナプキンのパッケージを見たりして使っていた気がします。


なぜ生理の話はしづらいんだろう

そして議題は「なぜ生理の話はしづらいのか?」ということに。
やはり小学校などでの性教育を、男女別に行っている影響が大きいのかもしれません。シオリーヌさんの元には、「職場で生理のときの辛さや症状について気遣いたくても、それを聞くのはセクハラなんじゃないか」と悩む男性からの相談も来るんだそうです。
実際は、職場で生理について聞かれることにはあまり抵抗がないという方も多いようでした。「そこにニヤニヤした表情があったり、冷やかしが含まれていたり、そういう雰囲気の職場だったら生理について触れられるのは嫌だと思う」という意見もありました。
どこからがセクハラなのか、という質問に正解はなく、聞く相手との関係性や聞き方によって変わるのではないでしょうか。
また、「性教育を男女で分けることによって、男性は生理について学ぶ機会がなく、生理を触れてはいけないもののように扱ってきてしまった」とシオリーヌさん。シオリーヌさんの生理についてのYouTube動画は、男性からもよく見られているんだって!


みんなのPMSや生理について教えて!

最後に、皆さんのPMSや生理のときの症状について共有しあいました。
PMSで食欲の変化があったり、だるさや集中力の低下が起こるという方や、イライラしたり落ち込んだりと精神的な不調が続く方も。便秘や下痢などの症状がある方も多いようです。聞けば聞くほど個人差が大きいんだなあ…。
生理痛についても、初潮の頃は気にならなかったのに最近は気になるという方や、逆に徐々に気にならなくなってきたという方もいて、年齢や時間の経過で症状が変わってくることもあるようです。
耐えられないほどの腹痛でトイレに籠ることになったり、膣口や肛門の痛みが辛かったけど誰にも言えなかったりというお悩みもありました。初めて聞く症状もあり、「そんなこともあるのね」と皆さんにも驚きの表情が伺えました。
シオリーヌさんは、低用量ピルを飲み始めるまで自分の生理が重かったことに気づかなかったそう。こうやって他の人の症状を聞く機会もほとんどないので、生理の「普通」がわからず、普通でないことに気づけないということは多そうですよね。
他にも、自分の症状が軽いために、他の生理痛やPMSが酷い人の気持ちに寄り添うことができず、「本当にそんなに辛いの?」と疑問を持ってしまったことがあるという声もありました。生理にまつわる症状は本当に人ぞれぞれで、個人差があることも、こうして話してみないとわからないですよね。
学生さんの中には、生理やPMSでつらい症状があるにも関わらず親に言えなかったり理解が得られなかったりして、困っている方もいらっしゃいました。また、体育の授業のサッカーは、生理のときはきつくて参加できないという学生ならではの困りごとも。

こうやってお話を聞いていると、それぞれの症状がかなり違うことがわかります。
「初対面の人と生理について話すことはほとんどありませんが、これは健康管理や仕事の調整や、自分の生活をよくするための生活の話題と同じだと思います」とシオリーヌさん。
ダイエットや筋トレの話はよく話題になりますが、婦人科検診や生理のことはあまり話さないですよね。そういう話題も、身近な人と少しでも話せるようになればいいなと思います。


他の人の考えや悩みを聞けて良かった!

イベント終了後のアンケートでは、皆さんと生理について話せて良かったというお声をたくさんいただきました😭
「色んな考え方があって、みんな違って、みんな良いと思えた」「普段生活していたらお話ししないような職業、所属、年代の方が集まり、話せて良かった。自身の生理の悩みだけでなく、社会現象など交えて生理やジェンダー問題のことを考えてらっしゃる方が多く、勉強になった」、「皆さんの声を聞いて、これから他の人のこともわかってあげられるし、自分にそういう症状が出たときにも安心できそう」などなど。

ツイッターでもいくつか感想をいただきました!


今回このようなイベントをしたことで、本当に生理は個人差が大きいものだということに改めて気付かされました。私もスマルナで働き始めてから生理について話したり考えたりするようになりましたが、それまでは他の人と生理について話すこともありませんでした。
こういう話をすることで他の人の症状を知り、「あるある〜」と共感したり、「そういう症状があるのね」と思いやったり気遣ったりするきっかけになれば良いなと思います。

またこのような機会が作れたらいいなと思っています😊
ご参加いただいた皆さんにとっても、今回のイベントが自分の身体と向き合ったり他人を思いやったりする気づきやきっかけになっていれば幸いです。本当にありがとうございました〜💕

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