何かあったのか劇場(リターンズ その2)
第一章 増える仕事に減る人材!何かあったのか?
下っ端職員のわたしにはよく分からないけど、経営方針に落ち度は無かったと思います。
震災以降の他地域への人口の流出と、歯止めの効かない少子高齢化の影響もあり、地元の看護学校が閉鎖に追い込まれ、人材の確保が難しい状況にありました。
定年退職者も相次ぎ、わが職場の働き手は減少傾向にありました。
今は全国どこの地方でも同じ状況にあるのだと思います。
年々減っていく職員の数に反比例してどんどん増えていく仕事量。
経営者サイドは職員の負担にしっかり対応してくれて、職員の数と患者さんの収容人数のバランスをとり、それに伴うシステムの改善も図ってくれました。
時期的に院内はリフォームの時期、建物のメンテ、空調設備の入れ替え、医療機器の新調も並行して行われていました。
増える出費に減る収入…経営者サイドのご尽力も並々ならぬものを感じていました。
そんな折りにコロナ禍突入。
二重三重の負担を抱えながらコロコロ変わる国で定められたルールに柔軟に対応、経営者サイドに対しての意見が賛否両論あがる中、受難の日々を公共の感染対策委員会にも力を貸しながら見事に乗り切った経営者サイドの舵取りに、わたし個人としては大変おこがましい限りではございますが賞賛を送りたいと思います。
ただでさえギリギリの人数、職員やそのご家族の感染も相次ぐ中、療養中の同僚の心中を気遣いながら踏ん張りをみせた仲間たちにも賞賛を送りたいと思います(なんていい話しだ😭)
しかし、その頑張りとは裏腹に嵩む光熱費に物価高、コロナは乗り切れたけど、経済的な負担は上り坂(なに〜!)
わが職場に限らず、我が町を見渡せば、いえ、この国全体が、何処もかしこもそういう流れになってなってきました、そしてしのびよる報酬カットの魔の手!(◎_◎;)
もう、踏んだり蹴ったりでゲスね。
お子様をお持ちの職員たちにとっては死活問題、若くして特殊な技能をお持ちのスペシャリストたちも身の振り方にさぞかし悩まれたことでしょう。
第二章につづく…
(この物語りはフィクションだと思います)
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