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【過去最大の包囲劇】ロシア兵水も食料も弾薬も尽きる【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】ロシアのポンコツ電子戦が前線に届く|ロシアの石油基地にドローン攻撃次々成功|イタリアがストームシャドウ供与 ドイツがフランケン防空システム制作へ
【6月19日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:55 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:18 ウクライナ・ロシア情勢に関するニュース
2:29 ウクライナ軍複数の石油基地攻撃成功
3:13 イタリアもストームシャドウとSMAP/T防空システム供与
4:04 ドイツ防衛企業最新のドローン撃墜システム制作へ
4:51 ウクライナ各地域の戦況
5:08 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
7:15 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
9:42 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
13:34 ロシア軍にクラファンでポンコツ防空システム支援
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください
■ウクライナ情勢
ロシアがキーウに侵攻してから846日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1230名
戦車16両
装甲戦闘車20両
砲32門
ドローン20機
巡航ミサイル1発
その他車両47両
となっています
戦線全体で一日で119回の地上戦の報告がありました
ロシア軍の兵士の損失は高い水準で続いていますが、
ロシア軍は採用する兵士の数と同じになるように損失をコントロールしていると言われています
そして、
視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対4.3で、
ウクライナ側の損失数に比べ、
ロシア側はその4.3倍になります
ロシア側の損失は歩兵戦闘車、
戦車、
軍用トラックが多く、
反対にウクライナ側は歩兵戦闘車、
民生用のバンが目立ちます
■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
昨日の動画でお伝えしたロシアのロストフ州アゾフ市にある石油貯蔵所の攻撃について、
衛星画像の分析によると、
攻撃は成功しました
火災は現在も延焼中で、
煙によりはっきりしないところもありますが、
少なくとも2つの石油タンクが完全に破壊された模様です
アゾフへの攻撃は4月9日以来2回目となります
メディアによると攻撃はウクライナ保安局(SBU)によっておこなわれ、
この日はアゾフ石油貯蔵施設のほかに、
ロストフのドンターミナルとクラスノダールの石油タンクが攻撃されたとの情報があります
2番目
イタリアは第9次支援パッケージを発表し、
ウクライナに対しストームシャドウを供与すると発表しました今月中にウクライナに届く予定となっています
イタリアは200発のストームシャドウを保有しているとされていますが、
供与する数量については明らかにされていません
またこの支援パッケージの中で、
SAMP/T防空システムを供与することも発表しています
イタリアが供与するのはこれで2セット目になります
SAMP/Tはイタリア・フランスの企業連合による共同開発の防空システムで、
最大射程100キロで数十の目標を追跡し、
同時に10の目標を迎撃できるとされています
3番目
ドイツのラインメタル社は、
ロシアの自爆ドローンやミサイルに対抗するため、
レオパルド1の車体に最新のスカイレンジャー防空システムを組み合わせた車両を開発すると発表しました
スカイレンジャーは、
大雑把に言えば30ミリか35ミリの機関砲を搭載する砲塔で、
これに最新の360度AESAレーダーと照準システムを搭載し、
5キロ程度の範囲のドローンを正確に射撃して迎撃できるようにしたものとなっています
様々な車両に搭載することが可能で、
去年から今年にかけてドイツ、
オーストリア、
デンマーク、
ハンガリーが発注し、
2026年頃から納入される予定です
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月10日にロシア軍が国境を越えて
軍事侵攻をおこなったハルキウ方面の戦況について
お伝えします
ハルキウの天気はくもり
最低気温16度、
最高気温28度
今日の天気は、
はれの予報となっています
この方面でロシア軍はリプツィで1回、
ボフチャンスクで14回攻撃をおこない、
このうちボフチャンスクで4回の地上戦が継続しています
○リプツィ方面
この方面では確認できる情報はありませんので
戦況図は昨日のままですが、
ウクライナ軍の第92突撃旅団の
フェドレンコ大隊指揮官はウクライナのラジオに登場し、
「この方面でウクライナ軍が反撃をおこない、
フリボケ近郊の陣地の奪還に成功した」と語りました
一方ロシア軍は予備兵力を投入して
奪われた陣地を取り戻そうとしているとも述べ、
地上戦が継続しています
○ボフチャンスク方面
ロシア軍のハルキウ侵攻は、
ウクライナ軍の戦力を分散させるために
おこなったはずですが、
いつの間にか逆転し、
この方面でロシア軍は南部のヘルソンと
東部のドネツクから部隊を引き抜いて投入し、
戦況の改善を図ろうとしています
また、
工場で包囲されている400人とも言われるロシア軍について、
ウクライナ軍と行動を共にする従軍記者によると、
「立てこもっているロシア兵は
弾薬と水が不足し食料にも問題が発生している
ウクライナ軍は投降するまで待つつもりだが、
投降は時間の問題だろう」と述べました
戦況図ではこの日は変化がなく、
ウクライナ軍は対戦車砲で包囲している工場に
攻撃をおこなっているところがSNSで公開されています
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の戦況について
お伝えします
この方面でロシア軍はクピャンスク方面で10回、
スバトベクレミンナ線で13回、
シベルスク周辺では8回、
チャシフヤール周辺でも攻撃がありました
○スバトベ・クレミンナ線
トルスケでは、
ロシア軍が車列を組んで攻撃を仕掛けてきましたが、
前線に出る直前でウクライナ軍の反撃に遭い、
ロシア軍は2両のBMP歩兵戦闘車の損害を出して
壊滅しました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第23独立ライフル大隊のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この部隊はアングリーホーネッツという
ドローン専門のグループを持っているのが
特徴になっています
戦況図に変更はありません
○シベルスク周辺
ウクライナ軍の参謀本部によると、
この方面でロシア軍は攻勢を強めていて、
ヴェルホノカミヤンスケ、
スピルネ、
ヴィムカ、
ロズドリフカに攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変化はありませんでした
そのうちビロホリフカでは、
場所はお伝えしませんが、
ロシア軍の偵察ドローンがウクライナ軍の
ドローンを追いかけ、
その発進基地を突き止めた様子がSNSで公開されています
映像ではドローンが着陸し、
兵士が森林からドローンを回収するところが確認できます
○チャシフヤール方面
この方面ではカナルで両軍のにらみ合いが続き、
戦況図に変化はありません
○マヨルスク周辺
一方ロシア軍はこの方面に5回攻撃をおこない、
マヨルスクの鉄道沿いに2キロ、
ニウヨークの南西にあるオレクサンドロピルの郊外で
約1キロ前進した情報がありますが、
現在の所確認できる情報がなく、
確認できましたら再度戦況図を更新します
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は様々な方向に42回攻撃をおこない、
ウクライナ軍の参謀本部によると、
32回の攻撃が撃退されました
1番目
ソキルでは位置情報つきの映像によると
ロシア軍は戦力を集中させてウクライナ軍の環状陣地に
正面突撃をおこない、
多数の損害を出しましたが、
環状陣地の半分を占領しました
ご覧いただいているのはウクライナ軍のもので、
環状陣地に入ってきたロシア兵を
観察している様子となっています
環状陣地の様子も確認できますが、
投稿主が思っていたよりは
耐久力のなさそうなものになっていました
またロシア軍はその北の郊外のウクライナ軍陣地にも
攻撃をおこない、
それも占領しました
その範囲を係争地とウクライナ軍の支配地から
![](https://assets.st-note.com/img/1718870594324-lyrUiDrZuY.png?width=1200)
一部ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
面積は1.2平方キロほどになります
また、
ソキルの集落でもウクライナ軍の
ブラッドレー歩兵戦闘車1両が
ロシア軍のドローンにより破壊され、
さらに1両が遺棄されていて、
今後集落で地上戦が激化すると思われます
2番目
昨日の動画でロシア軍の攻撃をお伝えした
ウマンスケの北では、
ウクライナ軍の砲撃位置からロシア軍が
地図で示した川まで前進した模様です
3番目
ロシア軍は、
ヤスノブロディフカに突撃をおこない、
集落の近くまで前進することに成功しましたが、
ウクライナ軍のドローンにより
ロシア軍は2両のBMP歩兵戦闘車の損害を出して
この攻撃は撃退されました
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
しかし、
ロシア軍はそれまでウクライナ軍が
防衛線としてきたウマンスケとネタイロヴェを結ぶ
道路の突破に成功しました
![](https://assets.st-note.com/img/1718870671204-z63tz474PL.png?width=1200)
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
○マリンカ方面
この方面でロシア軍は11回攻撃をおこない、
3回はウクライナ軍が撃退しましたが、
8回は地上戦が継続中となっています
攻撃はクラスノホリフカとヘオリイフカで続いていますが、
今のところはウクライナ軍が固く防衛し、
ロシア軍の前進を許さず戦況図に変更はありません
○ヴェリカノヴォシルカ方面
この方面でロシア軍はウロジャインに20発の
無誘導ロケットと10発のサーモバリック爆弾を投射し、
再度地上部隊を投入しましたが、
ウクライナ軍のドローンにより
ロシア軍のBMP歩兵戦闘車2両が破壊され、
今のところは戦況図に変更のある情報は
ありませんでした
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
そのBMP歩兵戦闘車が斜面を登れず
動けなくなったところで歩兵が展開している
様子となっています
●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州
この方面でロシア軍はあわせて5回攻撃をおこないましたが、
いずれも失敗に終わり、
戦況図に影響のある情報はありませんでした
■その他
あるロシアの軍事ブロガーは、
クラウドファンディングを通じて
ロシア軍のために電子戦装置を提供しましたが、
ロシア軍の電子戦部隊が使用し、
箱が不思議と熱くなるために中を開けたところ、
粗末な構造と配線不良が多数見つかり、
とても使い物にならなかったとのことです
これを知った別の軍事ブロガーが記事として取り上げて、
「わがロシア兵を○すつもりか?」と非難したところ、
最初の軍事ブロガーは
「どんな電子戦システムでも数ヶ月使えば
問題が発生するものだ」と取り合わなかったとのことです
今日は以上です
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ご視聴いただきありがとうございました
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