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11月20日【ウクライナ戦況図】ウクライナ軍ドネツクで押される|ロシア軍がイラン製ドローンの製造ライセンス購入【地図で解説】ゆっくり【最新】GoogleEarthで解説

最新の、日頃調べているウクライナ戦況、ウクライナ情勢をコンパクトにまとめてお伝えします。いつも地図を使って説明していらっしゃる方が最近お休み気味とのことですので、いつも調べていることを動画に作ることにしました。地図はグーグルアースを使っています。
最新のウクライナ軍参謀本部、最新の戦争研究所、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、最新のツイッターや最新のテレグラムのレポートやチャンネルを中心に日本語でまとめています。

●過去の動画は再生リストにまとめています。
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW

●毎週日曜日、視聴者様の質問に答える生放送をしています。
数が多いときは、すべてにお答えできないこともあります。
https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w/streams

●投稿主は「日本一早い米国株市場解説」として米国株の情報を日本語訳して早朝に生放送でお送りしています。パウエル議長の記者会見のときは同時通訳しています。
https://www.youtube.com/channel/UCr_6WiO-1sQcLXFE6ECbVNw/featured

●詳細はnoteにもまとめています。
https://note.com/sumaitotoushi/

●Twitterはこちら
https://twitter.com/ZKj3aQR1ZFdmdDy

#ウクライナ情勢
#ゆっくり
#ロシアウクライナ
防衛研究
チャンネル

■BGM Materials

OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
曲の使用に関しては、規約に従った範囲で行っており、使用に関して運営側にも確認いただいています。

地図はGoogleEarthを使用しています。

■関連動画

過去のウクライナ戦況図は再生リストで見ることができます。
https://youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW

■内容

みなさんこんにちは。

今日も最新のウクライナ情勢についてお伝えします。
ウクライナ情勢について知ることは、
欧州の経済情勢をいち早く知る上で重要です。

また、多くの方のコメントをいただきありがとうございます。
このチャンネルでは、その日あった出来事を早くお伝えすることを
大切にしていますが、
できることは改善点として取り入れたいと思います。

視聴者様からよく出てくる町の距離について、
質問がありましたのでお答えします。

スバトボとクレミンナ 40キロ
クレミンナとバフムト 55キロ
バフムトとドネツク 65キロ
ドネツクとマリウポリ 100キロ
マリウポリとメルトポリ 160キロ
メルトポリとヘルソン 200キロ

となっています。日本列島で比べると、
およそ仙台から広島くらいの範囲が現在の戦線です。

この動画では、本日公表された戦争研究所のレポートなどから、
公開情報をいち早くお伝えしています。

この動画の情報が最も早く、この動画を見ておくと、
ほかのウクライナ情勢の動画がより理解しやすいと思います。

それでは、簡単ですが、日頃調べていることをお伝えします。
過去の戦況図は再生リストから見ることができますので、
あわせてご覧ください。

■まずは全般的な事柄です。

ウクライナ軍参謀本部によると、
昨日11月19日のロシア軍の損失は

兵士420名
戦車6両
装甲輸送車7両
砲2門
その他車両2両となっています。

最近、撃破数が少ないように思いますが、天候が悪いのか、
ロシア軍の兵器が枯渇しているのか、
次の攻勢の準備をしているのか、判然としません。

気になるニュースがありました。

ロシアは、イランのドローンの製造ライセンスを取得しました。
これで、イラン製のドローンをロシア国内で大量に生産することが
可能となります。

ロシア軍は、先日の巡航ミサイルの攻撃で、巡航ミサイルの在庫が
枯渇しているとの報告もあったので、イラン製のドローンを
ロシア国内で大量に生産し、
戦線に投入することで、巡航ミサイルを温存することが可能となりました。
また、ロシアは、現在西側の制裁により半導体が入手困難となっていますが、
イラン製のドローンは西側の制裁の対象となる半導体が不要で、
制裁も回避することができるものと考えられています。

一方、ウクライナの無人機の撃墜率は平均して70%程ですので、
ウクライナでは、防空体制の強化が必要になってくると思われます。

■それでは、各地域の戦況です。

●ウクライナ北東部

○ルハンスク州 クピャンスク方面
昨日の天気はくもり、最高気温6度、最低気温0度。
今日の予報は雨となっています。

この方面では、ウクライナ軍が反撃作戦を行っています。
時々ツイッターに戦車が雪の中を走行している
動画が投稿されることもありますが、
情報が少なく、情報統制が敷かれている可能性もあります。

一方で、ロシアの軍事ブロガーは積極的に情報を発信しています。
それによると、
ウクライナ軍は、
クゼミフカ、
プロシュチャンカ 、
チェルヴォノポピフカで
攻撃を行ったものの、
ロシア軍はすべて撃退したとされています。

○リシチャンスク方面

今日は、この方面に関する情報はありませんでした。

●ウクライナ東部 アルチェモフスク(バフムト)方面

○バフムト北方

ウクライナ軍参謀本部によると、
ロシア軍は、
スピルネと
ビロホリフカに攻撃を行いましたが、
ウクライナ軍が撃退しました。

○バフムト南方

ロシア軍は、
クリシェイフカ、
ゼレノピリャに攻撃を行い、
ロシア軍は損失を出しながらも
少しずつ前進しているとの報告があります。

おとといの動画で、ウクライナ軍はマヨルスクでワグナー部隊に
投稿を呼びかけていると説明しましたが、

本日入手した位置情報付きの画像によると、ウクライナ軍は、
一時占領していたワグナー部隊を掃討し、
マヨルスクを確保しているものと思われます。

ウクライナ軍は、バフムト後方の病院関係者の情報として、
この掃討作戦により、
500名以上の負傷したロシア兵が、
バフムト後方のホルリフカの病院に担ぎ込まれたとのことです。

マヨルスク付近の戦況図をウクライナ側に修正しました。

●ウクライナ南東部 ドネツク州
昨日の天気はくもりのち雨、最高気温12度、最低気温-1度。
今日の予報は雨、天候の回復は23日と見込まれます。

ロシア軍はこの方面で攻勢を強めているものと思われます。

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、
会議でウクライナ軍の司令官から報告を受け、
この方面の防衛と増援を決めました。

この日ロシア軍は、
アウディーイユカとドネツク市街の西側で攻撃を続けました。

ウクライナ軍は、ボジャネでロシア軍の進軍を阻止したと発表しました。

同時にロシア軍は、ボジャネにあるウクライナ軍の司令部を攻撃したと発表しています。

ロシア軍は、ネベレスケでウクライナ軍を排除したと主張しています。
また、ウクライナ軍は、ロシア軍がノボリハイミフカを攻撃し、
ウクライナ軍が前進を阻止していると報告しています。

この方面では戦闘が激化し、物量で押すロシア軍に対してウクライナ軍がやや押されている模様です。

●ウクライナ南部 ザボリージャ方面
メルトポリの昨日の天気はくもりのち雨、最高気温16度、最低気温3度
今日の天気は雨となっています。

この日、この方面で大きな動きは報告されませんでした。

しかし、ロシアの軍事ブロガーによると、
ウクライナ軍はメルトポリ奪還のための部隊を
前線に集結させているとの情報があります。

また、ウクライナの国防次官のヴォロディミル・ハヴリロフは、
ウクライナ軍が12月末までに、
クリミアに入る可能性があると述べました。

これに対応するため、ロシア軍はこの方面で、
防御陣地を多数構築しているとの報告があります。

陽動作戦の可能性もあるのですが、
戦線が拡大する可能性もあります。

●ヘルソン州
昨日の天気はくもり、最高気温14度、最低気温0度。
今日の予報は雨となっています。

この日も、双方はドニプロ川を挟んで砲撃戦を行っています。

また、ロシア軍は防御陣地を2重に構築しようとしています。

ウクライナ軍は、後方のミハイリフカのロシア軍の集結地を攻撃し、
60名が死亡し、70名が負傷したと報告しています。

本日は、キンバーン砂嘴についての報告があります。

ウクライナ軍の南部作戦司令部によると、
ウクライナ軍はキンバーン砂嘴のロシア軍集結地を攻撃し、
ロシア軍兵士7名が死亡し、装甲車2台を破壊したと報告しました。

これが砲撃によるものか、
特殊部隊の侵入作戦によるものかについては、
報告はありませんでした。

■その他

今日は、おそらく戦闘が起きているであろう、
ドネツク方面のアウディーイユカ付近の風景をご覧ください。

ロシア軍はこの町を占領するために多大な犠牲を払い続けています。

ウクライナ軍とロシア軍はこのような場所で
戦闘を行っています。

動画の終了までしばらくご覧ください。
ご視聴いただきありがとうございました。

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