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皆さんこんにちは、すまです。
今日もご覧いただきありがとうございます。

今日は「家族会」について紹介したいと思います。
「家族会」は全国様々なところで運営されています。
地域の中で当事者のご家族様が運営されている団体や医療機関が入院中や外来通院されている患者さんのご家族向けに企画し運営しているもの等、様々です。

家族会と一言で言っても、対象も様々です。
・認知症を患った人を家族に持つご家族様
・統合失調症や鬱病などの精神疾患を患った人を家族に持つご家族様
・アルコールや薬物依存症などの問題を抱える人を家族に持つご家族様
・ご家族の自死をご経験されたご家族様 など

このnoteというプラットフォームでも家族会について情報提供してくださっている方々がいらっしゃいますので、興味のある方は検索して、ご覧いただくとどんな機会なのかを知ることができると思います。
以下は、参考までに家族会のことを記事にしてくださっているクリエイターさんの記事をシェアさせていただきます。

精神保健福祉の分野に関わってくるような問題を抱えるご家族さまの環境的な特徴として、
・普段の日常のコミュニティの中でご家族様が周りには表出しづらい
・話しても中々理解を得られない、気持ちを受け止めてもらえずかえって辛くなる
・色々なことが分からず家族間で思いを抱え込まざるを得ない
といった社会環境による障壁があるのだと推察されます。

家族会の歴史は長く、多くの人たちの「人を思う気持ち」で今日まで続いているコミュニティだと個人的には思っています。

わたしが現場で関わる中心はどうしてもご本人にはなってしまいますが、時々、治療歴は長いにも関わらず『今までどこにも相談できる場所がなかった。』『社会資源を実際こうやって利用するのも実は初めてで、もっと早く出会いたかった。』
そんなことを話してくださるご家族様がいます。

きっとそんな方達に家族会と繋がれる機会をつくれたら、もう少し早くご家族様のケアにも繋がったのではないかと思います。

医療機関に所属していた時はわたしも家族会(わたしの所属機関では「家族教室」と言っていました)を企画・運営していました。
ご家族様からのお話から支援者が学ぶことは多くあります。

(学ぶなんていう言葉も適切ではない気がしつつ、ボキャブラリーがなくそうした言葉になってしまいます。。)

ご家族様同士が、話をされる中でお互いを励ましたり、受け止めたり、助言し合っている場面をお見受けすることもありました。
これは病気を抱えた当事者同士の集まりの場でも同じく感じることですが、やはり近い体験を持つ人たちだからこそ、何か伝わるものがある。
時として支援者は切なく感じることもありますが、そのくらい近い体験をしている人たち同士がお互いに届け合うコミュニケーションには大きな力があると思います。

インターネットが普及し、昨今では病気の情報は昔より豊富にアクセスできるようになりましたが、数十年前はそんな環境はなく、そうした情報を得られる場所としても貴重だったのではないかと思います。

現在は、情報は入手しやすくなったと思いますが、だから解決なんていう簡単なことではありません。
困り事や苦しい思い、葛藤がなくなるわけではありません。ご家族がご自身にフォーカスを当てお話できる場は時代が進んでも潤沢ではないように思います。

インターネットや精神科病院の待合室、お住まいの区役所などの自治体に問い合わせれば、家族会の情報を入手できると思います。

中々若い世代のご家族が繋がる機会が少なくなってきているという話を聞きます。
文明が栄え、直接的なコミュケーションができる場に対して、不慣れなどの時代背景もあるのかもしれません。

どの社会資源も誰に対してもベストフィットするとは限りませんが、触れてみないとフィットしないかも分からなかったりします。

最初は、戸惑いが見られていたご家族様が回数を重ねるごとに顔見知りの方もできて溶け込まれていかれる様子を目にしたこともありました。

今、もし周囲にご家族の病気のことやそれに伴うご自身のご苦労や葛藤を話せる場を持てずにいらっしゃる方がいらっしゃれば、まずは情報を取り寄せてみることから始めてみてもらえたら嬉しいです。

1人でも多くの方が、誰かと繋がり、自分の気持ちを大事に過ごせますように。
もちろんわたしも、自分が繋がれる人たちとの中でその役割が担えたらと思っています。

今日の投稿は以上です。
ありがとうございました。


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