人生の3大支出、上手に準備するために
人生の3大支出、準備できていますか?
今回は、人生の中でも特にお金がかかる3つのライフイベントに関わる支出ついて、お話ししていきます。
3大支出と言われて、聞いたことあるけど、どのくらいお金がかかるの?そんな疑問が出てくる方も多いのではないでしょうか。
将来のお金に漠然と不安がある人は、これを知るだけでも、少し不安が解消するはず。少しずつ貯蓄を始めるなど何か行動に繋がると嬉しく思います。
人生の3大支出とは
まず、数あるライフイベントの中でも特に大きなお金がかかる「人生の3大支出」と呼ばれる費用は以下の3つです。
「住宅費」
「教育費」
「老後生活費」
これらは大きなお金が必要となるため、予定ができていないと苦労する可能性が高くなります。どのくらい必要かをイメージしておいて、早めに準備していきたいものです。
それぞれどのくらいのお金がかかるの?
では、それぞれどのくらいのお金が必要になるのか紹介していきたいと思います。
「そんなにかかるの?」と驚く方もいるかもしれませんが、知ることで選択肢を増やしていきましょう。
「住宅資金」
マイホームの購入は、多くの方にとって人生最大の買い物でしょう。また、住宅ローンの返済など、長期にわたっての支出となることがほとんどです。
住宅資金とは、住居にかかる費用のこと。
下の図は住宅金融支援機構が公表している調査です。住宅の種類や場所にもよりますが、住宅購入にかかる資金は3,000万円~5,000万円程度が目安のようです。特に東京など大都市圏ではさらに高額になる傾向があります。
「教育資金」
子どもの教育にかかるお金です。幼稚園から大学まで、18年以上の長期にわたって必要になります。
子どもの将来を左右する重要な支出ですが、大学まで進学する場合およそ1,000万円以上が必要となってきます。私立だとさらに高額になりますね。
なかでも大学で必要となるお金は大きくなるため、計画的に準備しておくことをおすすめします。
「老後資金」
老後資金は、仕事を引退した後の生活を支えるお金です。
収入よりも支出が多くなり、貯蓄を崩しながら生活される方が多いのではないでしょうか。
平均寿命が延びている今、長期間にわたる生活費が必要になることも考えられます。
生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(2022年度)によると、ゆとりある老後生活費は毎月37.9万円ということです。
65歳で引退してから、90歳まで25年で考えると1億1,370万円という金額になる計算です。
とんでもない金額ですが、一定額は公的年金や退職金でカバーできます。とはいえ、実は若いうちから準備を始めることが大切なんです。
必要なお金を知り、選択肢を増やす
人生の3大支出について、なんとなくイメージがつかめたのではないでしょうか。
もしかすると考えていたよりも金額が大きくて心配になってしまった方もいるかもしれませんが、まず大切なのは、これらの将来にかかってくるお金について知ることだと思います。
知っていることで、早めから準備を始めるという選択肢を持つができます。また、どういう選択をするとどのくらいお金がかかるのかを知っていると、きちんと比較をしたうえで選択できる。
ライフプランは人それぞれですので、たくさん選択肢を持った中で自分にとってベストなプランを選んでいただきたいと思っています。