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人は役割がなくなると死ぬのかという話!


いつまでも手のかかる子供のままでいる事に
成功したスコウスです。


まだ実家にメシ食わせてもらいに帰ります。
タチの悪い事に子供まで連れて、
孫の顔が見れる代償は私へのご飯の供給という
なんともタチの悪い子供でございます。


さて今日のツイートです ↓



人な役割がなくなると死ぬのかな?
という話です!


お役目は大事ですね。


人というか、生物は
役目を終えると死ぬように設定されている。
そんな気がします。


鮭は排卵が終わると死ぬし、
カマキリは交尾が終わるとメスに食べられる。
私は会社でも家でも奴隷のような状態である。



まさに遺伝子にそうプログラムされているわけです。


「生物は遺伝子の乗り物に過ぎない」
ということであります。


鮭が排卵して、もう今にも死のうかという所で思い直して
「いや、私には海に残してきた大切な人(恋人の魚)がいる!
なんとしてでも海に戻らなければならない!それが私の使命だ!」
とかにはならないということですね。


人間だけです。
役目がまだあると錯覚できるのは。


そんな勝手な大義名分や使命を作り信じ込み
自分の役割を自分で作って全うして
本当に大業を成し遂げられるのは。


これは想像力が備わっているからに他なりません。
まだ無いものを頭の中だけで作り出せる力。
これで長生きできるという寸法です。



女性には失礼かも知れませんが
生理が終わったということは
子孫を残すという役目は終了したのですが、
そのあとが長いですね!


役立たずの旦那の飯の世話や
子供の子供つまり今度は孫の面倒を見る
という役目で忙しくなります。


誰かに言われなくても
自分で、そう決めれば
それはお役目でございます。


私は誰かに言われて
ブログを書いている訳ではありません。
誰かに頼まれて
音声を収録しているわけではありません。



自分で勝手にやっているのです。
自分で自分にお役目を課せているのです。


人間には、これが出来るのです!
素晴らしいですね!



私が昔、ホームヘルパーの資格を取りに
行った学校で、講師のかたが最終日に
素晴らしいお話をしてくれました。


「元気でピンピンしている90歳のおばあさまの話」です。


その90歳のおばあさまは
田舎で一人暮らし。
ピンピン元気に暮らしていました。


1人で車に乗り、買い出しに行き
自分で料理をして自分で食べる。


もちろんひとり暮らしなので
全部自分のことは自分でする。

田舎の家なので、少しの畑もあり
農作業も毎日して汗を流す毎日。
とても90歳と思えないほど元気な方だったのです。


おばあさまには、
都会に住む息子夫婦がいました。
息子夫婦は子育てをやっと終え、
自分たちの生活に余裕が出てきましたので、
ずっと心配していた母(このおばあさま)の面倒を
そろそろ見ようか?いや、見たい!


ずっとそう思っていたが、
なかなか仕事も忙しく、暮らしも大変で
母のことは思ってはいるものの、ほったらかし。

そんなつもりは無いのですが、
結果あまり顔を見せることも出来なかった。

しかし、やっと生活に余裕が出てきて、
今ならば母の面倒を見れる!


そう思った息子夫婦は母の元へと訪れます。
そしてこう言います。
「お母さん。もう歳だし1人では危ないこともあるだろうし、
我々も生活にゆとりが出来た。こちらに来て一緒に住まないか。」


おばあさまは、もちろん大反対。
住み慣れた土地と家と畑や車はどうなるというのか?
しかしよく考えれば私ももう90歳。
いつどうなるかわからない。
それに愛する一人息子の顔を立てたい気持ちもある。
少しくらい甘えても良いかなと思う気持ちもある。


息子が小さかった時のように、ワイワイとみんなで
暮らせるのかもしれない。息子の嫁もすごく優しくて良い子だ。
行ってみても良いかもしれない。
ダメだったらまた戻ってくればいいではないか。


そう思ったおばあさまは決断して
息子夫婦の元へと引っ越しました。


本当に息子の嫁は良い子でした。
「お母さん、それは私がやりますから
お母さんはゆっくりしていてください!」


「面倒なことは全部私がやりますからお母さんは
ゆっくりして、自由に好きなことをしていてください。
今までご苦労されたんですから。」


本来なら喜ぶべきことですが、
なんせおばあさまは今まで全部一人でやってきたものですから、
落ち着きません。
じっとすることに慣れてないのです。
しかし、なんでもしてくれる息子の嫁。
優しい子。
なんて良い子をもらったんだと改めて息子の幸せを思い、
有難く気持ちを受け取る、おばあさま。


そしてテレビの前で過ごす日々が続く。


結果、このおばあさまは、
たったの3ヶ月で認知症になってしまいました!


この時みんなは「もう歳だったから仕方ない」と思いましたが
プロの目は見逃しませんでした。


役目・役割が無くなると人は自分を終わらせようとする。」


そんな!と思いますが、
遺伝子さまの乗り物は
いつか返さないといけません。


しっかり上手に乗りこなしたいものです!


ほんの少しで良いので
「役割」を与えるというか
残しておいてあげたほうが良かったのかも知れませんね。


しっかりした息子より
出来の悪い息子を持ったほうが
長生きできるかも知れないという
わざと出来が悪くなった私の
出来損ないな話でした!


なので私は今日も、
出来の悪い息子のフリをして
実家に甘えにご飯を食べに行くのでした!


そんな素敵な楽しい毎日を🌈




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