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読書「『言葉にできる人』の話し方」

今日アウトプットしたいのはこれ。

知識があるけど言葉にできない、知識はあるけど言葉にできない。そんな時に何とか言葉が出るためのノウハウが語られています。

新しい情報は3つのキーワードで覚える

本やネットで得た情報をそのまま100%暗記することはできません。情報をインプットして、自分なりに編集してアウトプットすることが必要です。その編集力を高めるために、それこそ新規情報を3つのキーワードに絞って覚えると。

例えば本書では「ポピュリズム」を"大衆・人気・トランプ大統領"という具体例のキーワードを用いて、以下説明しています。

「ポピュリズムっていうのは、大衆に迎合して人気を得る政治のある方のことで、アメリカのトランプ大統領みたいなものだよ」

特に難しい説明は15秒程度に収めるのも良いとのことです。誰かに物事を説明するときに、一言一句間違ってはいけないんだという不安が自分にはあります。得た情報の中でも不要な部分を削り取り、本質的なところを残せるような編集力が私には必要かもしれません。


共感力が高い=受信機能が高い

受信機能が高いとは、相手の言いたいことを正しくくみ取れるということです。相手が抽象的な話をしたら「具体的には~ということか」、相手が具体的な話をしたら「それはつまり~ということか」と言えるようになれば、受信機能が高いといえます。

例えば、「アクティブシニアっていう言葉、最近よく聞くよね」と言う話になったら、「そうだね、大きな美術展があるシニアが殺到して毎日行列ができるっていうもんね」と具体例で返す。

自分の考えを発信することも大事ですが、相手の話を正しくくみ取ることも同じく大事で、そうでないと相手の意見に適切に質問・反論できなくなります。


間に合う言葉=○○感

客観的な事実ではなく、主観的な感覚を示す言葉として、○○感、特に存在感は使い勝手が良いとされています。「あの方は存在感がありますね」「このスイーツ、存在感ありますね」など人・物どちらにも利用できます。誉め言葉としてもつかえますよね。

その他、「私はこう感じる」といった主観的な意見を述べる際には、「質感」「重厚感」「停滞感」という言葉も便利です。「このお皿いいね」と言うよりも「このお皿、重厚感があるね」の方が、響きがよくないですか?筆者によると、"感"という言葉は、一見自分だけの意見に見えて、実は不特定多数の共感を得ている(あなたもそう思いますよね?というニュアンスを含めている)のだそうです。


その他、「専門知識が豊富な人は、意見を問われたらどんなことでもすぐに自分の専門分野にひきつけようとする」など、参考になるノウハウが数多くありました。


monkey01

最後までお読みいただき、ありがとうございました!「こうした方がもっと読み手に伝わるよ」など、いろいろアドバイスいただけると嬉しいです!!