コメダ珈琲とイケボと下ネタ

旦那とモーニングを食べに行こうと思い出向いた某カフェは、すでに13組待ちの状態だった。
時間は午前10時。13組が過ぎた頃にはモーニングは終わってるだろう。その頃にはもうランチやん。

私はモーニングが食べたかった。コーヒーにバターの塗られた食パン。たまに付いてくるゆで卵やサラダやウインナー、スクランブルエッグ。
どれも家で簡単に用意ができるのに、朝から身支度を整えて店に食べに行くという贅沢な時間。モーニングの良さとはそんな休日朝の贅沢だと私は思っている。これは主婦目線なんだろうか？
ちなみに独身の女友達は「仕事前に早起きしたからたまに職場近くの店でモーニングするわぁ、朝からモーニング行くのって気分いいよな！」と言っていた。
休日モーニング派の主婦と、平日モーニングのOL。対立した派閥が誕生しそうだなと思った。

結局、13組も待てないので店を変え、コメダ珈琲に行くことにした。
たまたま席が空いていたらしく、すぐに通してもらえた。私たちが席に座った5分後には3組ほどのジジババ達がレジ前の待合席に座っていた。
運は後先短いジジババよりも、未来ある若者（私）を優先してくれたらしい。いや、我々よりも人生をやり尽くして時間が余ってるのかも。。。

モーニングで食パンを食べたいということは決まっていたが、飲み物を毎回悩んでしまう。
甘いデザート系にするか、普通のカフェラテにするか、ジュースにするか。朝からソフトクリームの載った飲み物は11月の寒い時期にはキツイだろうか？それとも生クリームの載ったホットのハチミツオレ？フルーツオレも捨てがたい。
旦那は何にするのかと聞くと「ホット！ブラック！」と言っていた。この男はコメダを楽しむ気はないのだろうか。私のこの優柔不断な乙女心を分けてやりたい。代わりにその決断力を分けて欲しい。
結局、生クリームの入ったカフェオレにした。

注文を聞きに来てくれた店員さんは男性だった。
「ご注文を繰り返します。……」
そう繰り返す店員さんの声はめちゃくちゃイケボだった。かっ、かっこウィー！！！
なんというか、清楚な声で通りがよく、言葉遣いも丁寧で、声優さんというよりもアナウンサーさんみたいな雰囲気。
朝から膣キュン。朝から下ネタな私。爽やかな休日の朝に、カフェで汚れた思考の女。コメダを楽しむ気はないのだろうか。

店員さんが離れたあと、旦那が言った。
「今の店員さん、めっちゃ良い声やったな！」と。
旦那もチンピクしてたっぽい。夫婦揃ってコメダを汚してしまってたらしい。