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お世話になった人に、元気な顔を見せる。

今年の年末年始は、妻の実家に帰ることになっている。昨年はコロナ禍で延期だったので、今年こそは、という感じだ。(実際1ヶ月後、コロナ情勢はどうなっているのだろう)

義両親には会っているけれど、親戚には誰ひとり会っていないので、挨拶周りをするつもり。

親戚はどうやらたくさんいるらしく、子どもたちも多いようなので、妻はお年玉をどうしようかと頭を悩ませているようだ。

「結婚祝いをいただいているし、お世話になったから」と妻は言う。「そうか、お祝いいただいているし、お世話になったのなら挨拶いかなくちゃね」とぼくも言う。

***

ぼくの親戚は、2人だけだ。いろいろと理由があって、今は2人だけ。父親の妹夫婦だ。

父親の妹夫婦はぼくが小さい頃からとてもお世話になっていた。父親の妹は「さっちゃん」旦那さんは「お兄ちゃん」と呼んでいる。

2人には子どもがいないので、ぼくら3兄弟(姉と妹で3兄弟)をとても可愛がってくれた。いろんなところに連れて行ってくれたし、クリスマスプレゼントやお年玉も毎年くれた。貴重な親戚だ。

幼い頃は、さっちゃんはどうして子どもを産まなかったんだろう?と思っていたけれど、大人になって分かることがいろいろある。子どもが産まれるって当たり前じゃないんだ。たくさんの葛藤があって、さっちゃん達はぼくたちをかわいがってくれたんだと知った。詳しい事情は分からないけれど。

社会人になってからは、もう会うことはそうそうなくなっていた。1年に一度会うかどうかだし、日々生きているといろんな行事があるので、なかなか会う機会は少なくなる。

それでも「お世話になったのだし、たまには顔を見せにいこう」「たまにはおいしいものを買って送ろう」と、この歳になって強く思うようになった。

いつまでも元気なわけじゃないし、いつまで恩を返せるかも分からない。

「お世話になった人に、元気な顔を見せる」って、ちょっとだけ気恥ずかしいけれど、大切なこと。

お世話になった人に、元気な顔を見せよう。
そして、お世話になった人に元気な顔を見せられるように、元気な自分でいよう。

2021年もなんだかんだ、残り1ヶ月ちょっとになったなぁ。去年に引き続き、今年もなんとか生き延びたって感じ。今年を生き延びた人は自分を讃えてあげましょう。

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