我が初恋の話はよく出来すぎてるので岩井俊二監督が映画化するべき
どれを初恋と呼ぶか、人によっては難しいと思う。僕が初めて特定の女性に好意を持ったのは、幼稚園のクラスメートのIちゃんだった。大人になって卒業アルバムを見返すと、1人だけずば抜けて整った顔立ちの園児がいる。なんでその子ではなく、特に親しかったでもないIちゃんだったのか今となっては思い出せない。
公式見解としての初恋は小学校3年生の時、同じ塾に通うTちゃんだった。ショートカットに眩しい笑顔が似合う、優しくてほがらかで快活な彼女は、いつもみんなの輪の中心で太陽のように輝いていた。