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長く使い続けられる、大人のはんこ

絵はんこ作家のあまのです。

いやはや、長年思い描いていたものがようやく形になりました。

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それは、「銅版はんこ」です。

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銅版はんこってなに?

その名の通り、印面は、銅でできています。十円玉と同じ質感でしょうか。これももちろん作りたてのものなのですが、インクをつけて使うとあっというまにこんなに、何年も使ったような質感が出ています。印面の欠けが起きづらく、経年劣化しづらいはんこです。

手彫りじゃないの?

はい。手彫りじゃありません。デザインは天野で、銅版部分は製版所さんにて、持ち手の木の部分は木工作家さんに制作していただいています。

長年手彫りのはんこを商品として販売してきてなんなのですが、実は手作りって、いいものができた時ほど誰にも渡したり売ったりしたくない…そんな気持ちが私にはあったのです。もちろんそんなわけにはいかないので断腸の思いで手放すし、もちろん売ってきたものそれぞれに愛着がありました。けれど、「これと同じ図案で作って」と言われてもどうしても表情が変わってしまう。その良さもあるけれど、私は少し心苦しさも感じていたので、今までも同じ図案をあまり量産はしてきませんでした。

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脱・ほんわかの「大人のはんこ」を目指す

はんこの用途は様々ですが、よく頼まれがちなのは、住所印や名前印など。もちろん手彫りは手作り感満載で温かみがあるけれど、それゆえに使用シーンが限られることもあるんではないか?と思ってきました。手彫りだとどうしても「ほんわか」した雰囲気が出てしまう。
とはいえ、絵柄自体の手作り感は残しつつ、文字はシュッとした雰囲気フォントと合わせたほうが、ビジネスシーンなど、大人にも使いやすいものになるのでは?

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キーワードは「アンティーク」「チェコヴィンテージ」

個人的に、チェコでも日本でも、蚤の市や古道具屋さん、アンティークショップが大好きでして。昭和の古いはんこや活版印刷の文字判などが大好きで、色々な印鑑を見てきて。ああ、私もこういうものが欲しいな、と単純に思ったこともあり。

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古道具として何年も様々な人の手を介して渡ってきたような雰囲気をまとったものたちに不思議と心惹かれるのです。ものが長持ちしているという証拠でもあるし。その雰囲気をまとったものを日常に取り入れたいし、みなさんにも取り入れて欲しい。という思いがありました。

あと、平たく言えば…

「かっこいい!」

「好き!」

作る上では、最終的にそこを重視しました。

だけどね、できる限りおしやすく

検証を重ね、現時点でたどり着いたベストを結集して制作しています。ゴム印に比べるとやはり捺印にコツがいる、というのが事実ではあるのですが、長く良いものを使うにはいつだってコツがいる!というもので。

・捺印マットを使う
・スタンプインクはこまめに補充する
このポイントを推奨して、できる限り使いやすいはんこをご提案しています。取り扱いの説明書もしっかり同封します。

絵柄としても、どういうものが捺印しやすくてしづらいか。そんな点を検証しながら選んでいます。

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・おしやすいはんこであること
・愛着を持って手元に置いておきたくなる趣があること
・劣化しにくく長年使えるものであること
・可愛すぎない、大人のためのはんこ

こちらの銅版はんこは、毎月期間限定の受注生産となります。
Webshopにて販売期間をご確認ください。販売期間中はnoteの「ストア」からもお求め可能です。

細かい仕様についてはこちらの記事にまとめております。

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