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【スプレッドシート応用編】最強の組み合わせ関数 VLOOKUPとMATCH

スプレッドシートの関数、特にVLOOKUPとMATCHを組み合わせた応用について学びましょう。VLOOKUPの指数にあたる部分をMATCHにすることで、列ごとに指数を変更することなく、使用できるようになります。これらはデータを検索するためにすごく便利な関数の組み合わせです。

1. VLOOKUP関数:検索の関数

まず最初に、VLOOKUP関数について学びましょう。これは特定の値を検索し、その値が見つかった行の別の列の値を返す関数です。

例えば、あなたが特定の月の収入を知りたいとします。以下のような収入があったとします。

スプレッドシートに以下のように入力します:

$$
\begin{array}{|l|r|}
\hline
\text{月} & \text{収入} \\
\hline
\text{1月} & 10000 \\
\hline
\text{2月} & 15000 \\
\hline
\text{3月} & 20000 \\
\hline
\text{4月} & 25000 \\
\hline
\text{5月} & 30000 \\
\hline
\end{array}
$$

そして、次のようにVLOOKUP関数を使います:

=VLOOKUP("3月", A2:B6, 2, FALSE)

これは、「A2からB6までの範囲で"3月"を検索し、見つかった行の2番目の列の値を返してください」という意味です。すると、20000円と表示されます。これが3月の収入です。

2. MATCH関数:位置検索の関数

次に、MATCH関数について学びましょう。これは特定の値がリストの何番目にあるかを返す関数です。

例えば、あなたが特定の月が一年の何番目の月かを知りたいとします。以下のような月のリストがあったとします。

スプレッドシートに以下のように入力します:

$$
\begin{array}{|c|}
\hline
\text{月} \\
\hline
\text{1月} \\
\hline
\text{2月} \\
\hline
\text{3月} \\
\hline
\text{4月} \\
\hline
\text{5月} \\
\hline
\end{array}
$$

そして、次のようにMATCH関数を使います:

=MATCH("3月", A2:A6, 0)

これは、「A2からA6までの範囲で"3月"を検索し、その位置を返してください」という意味です。すると、3と表示されます。これが3月が一年の何番目の月かを示します。

3. VLOOKUPとMATCHの組み合わせ:複雑な検索の関数

最後に、VLOOKUP関数とMATCH関数を組み合わせた応用について学びましょう。これは「特定の行と列の交点にある値を検索する」という関数です。

例えば、あなたが特定の月と特定の項目の値を知りたいとします。以下のようなデータがあったとします。

スプレッドシートに以下のように入力します:

$$
\begin{array}{|c|c|c|}
\hline
\text{月} & \text{収入} & \text{支出} \\
\hline
\text{1月} & 10000 & 5000 \\
\hline
\text{2月} & 15000 & 6000 \\
\hline
\text{3月} & 20000 & 7000 \\
\hline
\text{4月} & 25000 & 8000 \\
\hline
\text{5月} & 30000 & 9000 \\
\hline
\end{array}
$$

そして、次のようにVLOOKUP関数とMATCH関数を組み合わせて使います:

=VLOOKUP("3月", A2:C6, MATCH("支出", A1:C1, 0), FALSE)

これは、「A2からC6までの範囲で"3月"を検索し、見つかった行の"A1からC1までの範囲で"支出"が何番目にあるか"の列の値を返してください」という意味です。すると、7000円と表示されます。これが3月の支出です。


以上が、VLOOKUP関数とMATCH関数を組み合わせた応用の使い方です。これらの関数を使って、スプレッドシートで色々な検索を楽しんでみてくださいね!

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