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自己紹介

鈴木 義啓(スズキ ヨシヒロ)


 浅間山の麓、長野県佐久市にて、Suki Flower Farm(スキフラワーファーム)を経営している(2004年11月~現在)。自然農(農薬不使用、肥料不使用)で草花や、食用花を栽培している。叔父が花屋を営んでいたこともあり、幼い頃から花への関心が高かった。

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 私は生まれも育ちも東京だが、生粋の東京っ子ではない。両親は共に地方出身者で、いわゆる金の卵。時代が時代でなければ、そもそも私はこの世に存在していなかった。核家族、公団住宅、サラリーマン、ニュータウン。若々しく元気で、そして貧乏だけど貪欲で。東京が、私にとっての故郷なのかと、今となっては良くわからないが、思い出はたくさん残っている。でも地に足のつくような、根を張るような感覚はなく、むしろ根無し草のような、ジプシーではないが気持ちはジプシーのような、ちょっと浮遊した存在のように感じていた。

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 私は会社員を辞めたあと、日本国中を旅して周った。いいところだと、思ったところで暮らしてみたかった。旅先では、どこもいいところだと思ったが、私はよそ者だと思う気持ちが常に邪魔をして、もしかしたらもっといいところがあるのかもと、また移動を繰り返す。そのような日暮らしが数年続いたが、冷涼で快適な長野県佐久市で農業と出会うことになる。昔から好きだったお花の栽培を学ぶ機会を得て、勇気をもって、この地で、地に足を付けた、根を張った生き方をしてみようと思った。

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 Suki Flower Farmの育てる花々は、農薬や肥料に頼らない、自然美を誇る花々だ。農園のキャッチコピーは、「五感で楽しめるお花づくり」。お花屋さんへ出荷する切り花も、レストランへ出荷する食用花も、すべて同じ土壌管理、栽培方法で生産している。

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 お花は、ギフトだと考えている。ギフトとは、私(贈り主)の気持ちを伝えるための、一つの方法。贈り物なので、喜怒哀楽、様々な感情を託して、お花を贈る。お花は人の心に寄り添う。結婚式や、様々なお祝いのブーケ、そして人生の終焉に至るまで、寄り添い続ける。

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 鑑賞用であれ、食用であれ、お花は人の心に寄り添って価値の生まれる農産物だ。闇雲にお花を栽培して販売するのではなく、お花に相応しい行き先がどこなのかを想定して、その場に相応しいお花を提供することが大切だと考える。Suki Flower Farmの花々が、多くの人の心に寄り添い続けることを心から願って。

Suki Flower Farm
鈴木 義啓

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