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Suki Flower Farmのお花図鑑

 私の住む長野県佐久市は、春夏秋冬の表情がはっきりしています。まず冬は基本的に寒いです。放射冷却で冷え込む時は、氷点下15度くらいまで下がります。雪はそれほど降りませんが、凍る地域です。春は遅めで、4月中旬から、梅、桜、桃がほぼ同時期に開花を始めます。まさに花盛り。夏は盆地のため暑いです。ただ夜間は20度前後まで下がるので、冷房機は不要です。秋はコスモスが9月に開花ピークを迎えます。あまり遅く開花しますと、霜にやられてしまうため、子孫を残すためにも理にかなっています。紅葉の見頃は、10月下旬から11月上旬頃。紅葉が終われば、色彩の少ないグレーの世界となります。

Suki Flower Farmのお花たち

 【春の花】

ビオラ(食用花)

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カレンジュラ(食用花、切り花)

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 【夏の花】

コーンフラワー(食用花、切り花)

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ジニア(切り花)

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ダリア(食用花、切り花)

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フロックス(食用花、切り花)

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マリーゴールド(食用花)

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 【秋の花】

コスモス(食用花、切り花)

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ジョンソングラス(切り花)

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 春先の当園では比較的耐寒性の高い花を収穫します。夏秋に種をまき、育苗したものを植え、春に収穫します。一年草の、この夏秋から春のパターンを、私は「春の花」と呼んでいます。特徴としては、寒さに強いこと。耐寒性があります。一方で暑さは苦手だったりします。そのため夏に種となります。

 春に種をまき、育苗したものを植え、夏から秋にかけて収穫する花を、同様に「夏秋の花」と呼んでいます。特徴としては、暑さに強いこと。耐暑性があります。一方で寒さは苦手だったりします。そのため冬に種となります。

 植物は地球環境に適合して進化してきました。そして各地域の環境に適合した作物を、農家は栽培します。自然の理に適合して育てると、あまり経費をかけずに栽培することができます。一方で人間の技術力は、自然を超えて挑戦してきた歴史でもあります。植物工場なんかは、その極致かと思います。(善し悪しの評価はしません。)

 私の農業は、あまりお金をかけられない小農のため、できる限り自然の理に適うスタイルで花を育てています。四季とともに歩む日々はなかなか気持ちのよい仕事だと思っています。

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