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パートナーシップを深めるために大切な自己受容を学ぼう

自分なんてダメだ。価値がない。

大人になるにつれて、そんな言葉を耳にすることが増えました。思い返せば私自身も、自分のよい面を認めるより先に悪い面に目を向けてしまうことがありました。自分を責めたり、人と比較してしまったり...。

その背景にあったのは「自己受容」のできなさでした。自分を受け入れることがとても難しかったのです。

この記事を読んでくださっている方の中にも、「自己受容ができるようになりたい」「自分に自信を持ちたい」と思っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

パートナーシップを良好にするためにも、自分のことを受け入れ、愛することはとても大切です。そこで今回、パートナーシップを学ぶ「ふたりの教室」ではプレゼンターから自己受容の考え方や方法を学ぶイベントを行いました。

その詳細をレポートしていきます!

負の感情と手を繋ぐまで / かなおさん

人からの評価が気になってしまったり、ネガティブ思考に陥った経験もあったというかなおさん。自分と対話し、自己受容するコツを聞いてみました。

まずはじめに”自己受容”についての解説がありました。
自己受容の一般的な定義は、”ありのままの自分をよい面も悪い面も含め受け入れること”とされています。自己受容ができるようになることは自己肯定感を持つことにも繋がります。自己肯定感を持つと、ありのままの自分を認めた上で、自分には「価値がある」と感じることができるようになるのです。

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失敗した自分はまだ好きになれないが、
負の感情をそのまま味わえるようになった。
感情の奥にある願いにそった行動がとれて、生きやすくなった

ある経験を経て、上のように自己受容の捉え方が変わったそうです。
以前は失敗するたびに落ち込み、負の感情が湧いてしまったり、自分のことをまるごと肯定することができなかったそうです。

そんなかなおさんが負の感情と向き合ったきっかけ、それは過去にパートナーシップを破壊してしまった経験です。

就活時代。うまくいかなかったことに対して自己否定をしてしまい、負の感情に思考と行動が支配されてしまったそうです。その結果、「価値がない自分はパートナーに釣り合わないという」理由で別れを告げてしまい関係性は破壊へ...。
お別れをした後は後悔の嵐が訪れます。「本当は別れたくなかったのに、自分を止められなかった...」そんなふうに言動と願望があべこべな自分に衝撃を受け、感情を深ぼることを決意したそうです。

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感情を深ぼりした結果、上のように脅し君とかまってちゃんのふたりの感情がかなおさんの中に存在していたことが判明。

最初はこの感情を受け入れることにも抵抗があったそうですが、深ぼりをする中でそのような感情を抱く根拠となる原体験を発見したことが負の感情を受け入れることに繋がったそうです。

ここで大切なポイントは

・どんな感情にも、そう感じる根拠がある
・ポジティブな感情もネガティブな感情も「過去の経験からそう感じた」という事実である

ということです。

ここからは、実際にかなおさんが思考の整理をして自己受容をする際の流れを一部ご紹介します!

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①感情に対して「そうなんだ、ちなみに理由は?」と質問を重ねる
②感情をそのまま眺める
③背景にある願いを見つけ、行動に生かす

このように、負の感情を抱いたときに「どんな根拠と意味があるのか」を追求し解像度をあげることが大切だそうです。パートナーとの関係性の中で負の感情を抱いてしまったときにも、自分の本心に気づき適切に伝えることで安心して信頼し合える関係性が築けそうですね。

自己受容を学んでパートナーシップを良好に!/ Sayaさん

ダメな自分を隠しながら生きてきたという過去もあったというSayaさん。どのように自己受容をし、パートナーと信頼関係を築くことができたのか、そのポイントについて聞いてみました。

Sayaさんは以前から人に自分の弱みを見せることに抵抗を感じることがあったそうです。ありのままの自分を認めてあげることができず、抱え込んでしまうこと数年…。

蓄積されたストレスもいよいよピークを迎え、「自分が弱いことを認めたくない」という感情がさらに大きくなってしまいます。しかしこのとき、信頼できる人に打ち明ける決心をしたことで少しずつSayaさんの考え方も変化していくことになったそうです。

人に打ち明けたとき、温かく受け入れてもらえたことから、

・自分がいかに自分の中に閉じこもっていたか
・多くの人に支えられ、自分は恵まれていて幸せである

ということに気づいたそうです。この経験から「ありのままの自分を見せても嫌われることはない」と自己受容をすることができるようになったとのこと。

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認識が変わったことでパートナーシップに対しても気持ちに変化があったようです。

Before
・自分への自信のなさから、相手の機嫌を伺いがちだった
・素直な気持ち、本音が話せなかった

After
・パートナーに対しては、ありのままの自分を見せたいと思うようになった
・不安などマイナスな感情を共有するのに抵抗が少なくなった


現在のパートナーとは出会ってすぐに自身の性格や価値観などを話し合えたことで、お互いの弱いところも含め認め合える関係性が築けたそうです。

自己受容は自分の中で完結するものではなく、受け止めてもらう経験も大事なのですね。

自己受容とは、自分の感情にそっと寄り添うこと

自分を受け入れることは決して簡単なことではないかもしれません。ですが、どんな人にもその人の良さがあることは事実です。ネガティブな感情にも必ず背景があるということも今回のイベントで学びました。

自分に価値を見出せない、目の前のパートナーが自信を無くしている、そんなときには「自分(あなた)は、そのままで素晴らしい」ということをぜひ伝えてあげてください。
よい面も悪い面も、その背景を理解してまるっと受け入れることで、パートナーシップもより幸せなものにすることができそうですね。


自己受容をきっかけに幸せなパートナーシップを築かれている「ふたりの教室」メンバーのインタビューも合わせてご覧ください!

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▼パートナーと対等に話し合い、理想の関係性を叶えるコミュニティ『ふたりの教室』
「ふたりの教室」は、結婚や夫婦関係、家庭とキャリアの両立など、お互いを尊重しあえるパートナーシップを学ぶ会員制コミュニティです。90%が「良好なパートナーシップ形成に役立った」と回答しています。


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執筆:りか

「ふたりの教室」は、パートナーと人生を歩むにあたり抱える不安や悩みを一緒に解決していきたいと思っています。サポートは記事制作費用に使わせていただきます!https://community.camp-fire.jp/projects/view/224147