俺TUEEEE系の組織構造の勉強

いかに適当に小説を読んでいたかがわかった|Sukesan1984 (note.com)
で述べたように
今は
「超難関ダンジョンで10万年修行した結果、世界最強に~最弱無能の下剋上~」
この小説を模写している
毎日少しずつ進めていて、今おおよそ全体の23%ぐらいまで達成したところだ
後一ヶ月ぐらいで終わるだろうか

この小説を選んだ理由は、
1つはシンプルにめちゃくちゃ面白いと思っていること
2つ目は、この小説の中で特にうまいなぁと感じている俺TUEEEE系の組織構造の表現を細かく見ていきたいと思っていることだ

俺TUEEEE系ジャンルにおいて、主人公が一番強いことは読者もよくわかっていることである
故に、めちゃくちゃ弱い敵であろうと、主人公よりほんのちょっとだけ弱い強敵であろうと、勝つか負けるかだけで表現してしまうと勝つことが事前にわかっている以上、結論だけ見れば同じになってしまう
なので、物語を進行させていくと考えると、例えば一巻で出てきた敵は基本的には二巻で出てくる敵よりは弱いはずで、少しずつ強い敵を登場させることになるが、その変化というのはあまり意味を持たないことになってしまう
うまくしないと読者からすると0(弱い)か1(強い)という小さな物差しで評価してしまうのでなんだか面白くないと感じてしまう

そうではなくて、いかにその裏側に潜んでいる強さの絶対値のようなもの
つまり、ある敵の強さが5で主人公の強さが10000でその差は9995であるみたいなことをを直接的なステータス表記のような数字を用いずに表現できるかが俺TUEEEE系作品が面白くなるかどうかの分かれ目になるのではないかと考えている

その解決策の一つの方法が組織構造にあると思う
主人公を頂点とした組織を形成して、側近、その部下、またその部下というヒエラルキーをわかりやすく伝える
基本的には、そのヒエラルキーがそのまま強さを表現している構造にしておく
例えば、そのヒエラルキーの一番下の雑魚中の雑魚みたいなモブを登場させるとする
でも、敵がそのモブにすら全く歯が立たず圧倒されるという描写をすれば、その組織の頂点にいる主人公はどれだけ強いのかということを相対的に伝える事になる
という構造だ

この組織構造の表現がとても良いと思うのがこの作品なので模写することで学んでいきたい

以前
俺TUEEEE系で成長はどう描かれるか|Sukesan1984 (note.com)
では成長の話をしたけれど、そこで紹介した「陰の実力者になりたくて」もこの組織構造がうまく表現されているなぁと思うので、この作品も模写して勉強してみたいと思っている一つだ


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