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長野のリンゴでほっこりした話

どもしばらくぶりのsukemaruです。

姉が嫁いで旦那様の仕事の関係で現在長野に移住している。

そんな姉から長野産のリンゴをいただく!品種はよく分からないが、立派なリンゴということは間違いない(笑)

早速いただいた日に食してみると何とも言えないリンゴの強い甘み、これがリンゴの蜜というものなのだろうかと思うほどのインパクト!

リンゴについては7~8年くらい前に本で読んだ「奇跡の林檎」を思い出した。阿部サダヲさんと菅野美穂さん出演で映画化もされたリンゴ農家の実話ですが、その内容が壮絶です。

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内容はサラリーマンをやめ奥さんの家に婿養子としてリンゴ農家に携わり農家を営む家族の話です。リンゴはとても繊細で農薬散布しないと育たない果物です。

その農薬で主人公の奥さんは体も弱く農薬を使うことで度々寝込み体調を壊してしまうという妻思いな旦那様が一念発起して、無農薬でリンゴを栽培するという内容なのですが、誰の力も借りず一人でその栽培方法を見つけていくのですが、ほんとに辛い!

農薬をまかないと害虫や病気により苗は枯れ結果的に実をつけなくなったり、畑事態が使い物にならない状態になったり、近隣農家の人たちからの変人扱いや農薬をまかないことから害虫や病気の発生で迷惑がられていく様や

農園の収入がなくなり夜はスナックに出稼ぎに行きどうにもこうにも行き場のない苛立ちや見えない出口に苦しみ、10年費やしても結果がでず借金ばかりが膨らみ、自殺を図ろうと山に行きそこで、自然に実をつけるクルミの木を見てその土を手に取り、我に返り見渡す山には農薬もまかないのに木々や植物は自然に育っている!それは何なのか?

土だ!と木村さんは気づき農園の土壌を作り替えることから始め、徐々に結果が出てきた!今まで報われなかった努力や自分が命を絶とうとした瞬間に発見し、そこからの起死回生でこの木村さんは無農薬の林檎を完成させた。

木村さんの林檎農園では草は伸び放題でおよそ人の管理がされているとは思えない状態だそうです。

これは、土壌に草を置くことで害虫や病気をリンゴの木には発生させないことと土壌に微生物や温度を溜めこみリンゴの木が育ちやすくする作用を狙ってのこと。

木村さんは自分が死ぬほどに思い詰めて考えた製法を惜しみなく公開している。その心意気がまた素晴らしいし、近隣農家から揶揄されたにも関わらずなんと素晴らしい人だろうと思う。

そんな、映画と実話を思い出しながらリンゴを一口また一口と食べるとありがたやーと感じる。

もちろん奇跡の林檎ではないが、こーゆー生産者がいることへの感謝をしながらありがたく果物を食べた日曜でした。

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