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柘植久慶『悪魔の報復術━イヤな奴をぶっとばそう』孤立無援の最後の手段

概要

イザという時にどんな手を打つか。敗者にならない護身術。学校・会社でのイジメから、暴走族・チンピラの集団暴力、外国人犯罪に至るまで、悪質な奴らへの反撃法をズバリ紹介。

著者:柘植久慶


刺激的な本のタイトルに吊られてここに来た人たちへ。

学校や職場で完全に孤立し、毎日辛い思いをしながら死ぬ覚悟で生きている人しかこの先は読まないでほしい。

この本に書いてある事は全て犯罪行為なので、それ以外の人にはオススメしない。

僕は小学校の時、イジメを受けて悩んでいた。

机や学習ノートへの落書きに始まり、ランドセルや靴箱などへの悪戯、下校時のとうせんぼ、万引きの強要…。

一番ショックだったのは休み時間にカッターを渡されて「手首を切れ!」と言われた事。

命に関わる事だから切れるはずがない。

おそらく冗談だろうと、踞って殴られながらジっと耐え、休み時間終了のチャイムが鳴って解放された。

物凄く怖かった。

なぜイジメられたのかは当時心当たりがなかったけど、今思えば愛着障害によるADHDとASD的気質が災いして、クラスを支配するボス猿の機嫌を損ねたからだと思う。

だからと言って死ぬ事を強要される筋合いはない。

父親に相談したら「イジメられる方にも原因がある」と言われ、積極的に集団生活に馴染むための努力を促されて終わり。

悔しさと憎しみが込み上げて来たけど、どうする事もできなかった。

学校や職場は群れで何らかのミッションをこなし、コミュニティみんなで共存を目指す場所。

だから群れて行動出来ない異質なヤツは嫌われて排除されるか、孤立を余儀なくされる。

仕方がないとは思いつつ、なんとか群れようとしてもうまく行かず、イジメはエスカレートする一方だった。

クラスメイトでイジメに加担したのは3割くらいで、あとの7割は傍観者。

学校では完全に孤立し、家でも唯一味方になってくれたのは祖母だけだった。

祖母がいなかったら、僕はこの本に書いてある悪魔の報復術を実行していたかもしれない。

かなり過激な内容なので、詳細については触れない。

やられっぱなしはイヤだ!

覚悟を決めて1人で戦う!

そう思った人は読んでみてほしい。

僕がこの本に出会ったのはたまたまだ。

ミリタリー好きの兄が、元傭兵で軍事評論家でもある柘植久慶さんの愛読者で、実家の本棚の中にこの物騒なタイトルの本があった。

本書の報復術を実行しなくても、1人で大勢を相手に戦う方法を知っておくだけで、やられっぱなしの弱いマインドが奮い立つ。

そして自分の命が危うくなったいざという時は役立ててほしい。

僕は本書の報復術を知ってから、僕に対してイジメを行うヤツらを徹底的に無視する事ができた。

「いざとなれば、お前らなんかすぐに殺せる」

そう思ったら何をされても気にならなくなり、頑なに相手を無視し続けていたら、加害者たちが興醒めし出した。

弱いと舐められる。

強気に出れば、たとえ負けても舐められない。

他に手段があるならいいけど、完全に孤立しているなら

「本書を読んで殺られる前に殺っちまえ!」


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