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そろそろ孤独

2024年4月 #250:hiko

突然Xで暴言を撒き散らしたくなって、そろそろステージ4の孤独にいることに気がついた。そんな4月だった。


3月の末に、卒業式を終えた後輩が飲み会の勢いで電話をかけてきた。無視しなかった俺は偉い。
用件はないようである感じで、俺に聞きたいことがあるらしい。いちばん聞かれたくないこと、「いま何してるか」だった。適当に誤魔化していたら、直接会って聞きますって言い出したので、会うことにした。そのときの俺に任せた。

他の後輩が電話を代わりたいって言い始めたらしく、たらい回しが始まった。そこには俺の日記お馴染みのたまねぎがいた。彼女も俺もカメラを持っていて、よく写真を取りに行く仲だ。今回も、春の写真を撮りに行きましょうとのことだった。


というわけで、4月のはじめは写真から。

『色めき』 Photo by hiko

モザイクがなければもっといい写真なんだけど、残念で仕方ない。今まで撮った中で1・2を争う出来栄えだ。本格的にレタッチをやりたくなる。

hiko. Photo by たまねぎ

これもいい写真だよなぁ。

今回のカメラ旅は埼玉県幸手市の権現堂堤へ。車で2時間。桜と、見ての通り菜の花が一面に広がる絶景スポットだ。

こんな感じで。Photo by hiko

こんなにも絶景だから、それはもう賑わっていて、屋台が数十件並ぶほどだった。久しぶりにお祭り気分で、何回も酒飲みたいって言ってしまった。
それもそうだ。ここ3ヶ月は正気でいられなくて酒ばっかり飲んでたから。
だからこそ、この日は眩しくて仕方なかった。

たまねぎの他にもうひとり、既出のlinがいて、彼女も気の置けない後輩だから、とにかく楽しかった。

俺桜 Photo by lin

何回も言うけどここが本当に綺麗だったから、思ったよりも長居してしまって、他にもう1箇所行ったんだけど時間が足りなかった。暗くなってうまく撮れないなかで試行錯誤したのがこちら。

凛として銀桜 Photo by hiko

最近は縦がマイブームらしい。

このあとすぐに帰路についた。びっくりドンキーに寄って。俺にとってびっくりドンキーは思い入れがあるからわざわざ書いたんだけど、それはまた別の話。

帰りの車内では夜のドライブ特有の途方もない話をした。今回は「結婚」について。

世間話のひとつに「結婚願望ある?」みたいな話があるけど、その度に「この歳で何言ってんだよ」って思っていた。だけど、最近になって明確に結婚願望が芽生えたのだ。
とはいえ面倒な性格をしているので当分は有り得ない。だから途方もない話。

ここに来てなぜ結婚願望が生まれたのかって言うと、それが今回の本題である「孤独」だった。
寂しいよなぁ俺たち。特にこんなnote書いてる俺たちは。どうしたら救われるんだろうね。
結局、「だれかといる」しかないよね。というよりも、だれかと「いるしかない」をやるしかないんだろう。結婚ってきっとそういうものだと思うから。

俺が結婚するときはどんな感じなんだろう。たぶんだけど、俺の面倒臭さをやりくりできるようになったときだと思う。お金や年齢にはそれなりに焦りながら、1番はこのカルマにある気がする。

そんな話をした。


下旬になって、冒頭で書いた電話の主(tues)と会った。俺の近況を聞くのが目的らしく、話は自然と重量感を増していった。
おそらく地元のやつら以外に初めて言ったと思う。すごくいいづらくて、苦しい瞬間だった。けど、感謝しないといけないな。本来受けるべき苦痛と恥辱をやさしく真っ当に突きつけてくれたことに。

そうして重量感のある話を続けていると、やっぱり俺はこの手の会話が好きなんだと気づかされる。いや、嘘かもしれない。tuesだったからかもしれない。なんというか、気が合うんだよな。苦手なこととか。なにより、星野源を好きってことがそう思わせる。
久しぶりに距離が近くない人と話して、舞い上がってただけかもしれないけど。


さて、結局この孤独はどうしようか。結婚が今わかっている唯一の解決法なんだとしたら、俺にはしばらく救いがないらしい。
さあ、どうしようか。

そうだ、マッチングアプリをはじめよう。


By hiko.

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