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最近読んだ本(7月編)

とうとう7月になり、本格的な夏が始まりました。
毎日暑く、茹だりそうな日々が続きますが、僕のKinle Unlimitedをポチポチする手は止まりません。

合計:21冊(2024年累計:102冊)


We Are What We Eat: A Slow Food Manifesto

Uniformity is the fast food value that says everything should look, be, and taste the same, wherever you go. The hamburger and French fries and soft drink you get in New York should be identical to the burger, fries, and soft drink you get everywhere else in the world. If not, there’s something wrong with it, something suspect, something not quite right. Many of us take uniformity for granted. We actually like it a lot. It’s modern. It comforts us in unfamiliar places. It is predictable; it is safe. But when we try to make all products, especially food, consistent and predictable—in a word, uniform—a lot is lost or compromised in the process, not to mention disregarded or wasted. When uniformity spreads to the culture at large, it masks darker issues such as the loss of individuality and the tendency toward conformity and social control.

仕事の辞め方

今の仕事を辞めてプラスのこと。人間関係をリセットすることが出来る。 これはとても大きなことだと思うのです。そして日々の「◯◯しなきゃ」がなくなることにより、時間の選択肢が出来る。日々の中で「◯◯しなきゃ」の積み重ねが、自分の人生の自由と選択肢を奪っているのです。

慢性病を根本から治す~「機能性医学」の考え方~

 ① 栄養では、白いご飯や精製糖を控えて、良質のタンパク質と脂質をしっかり摂り、ビタミンとミネラルが不足しないように気をつけることが大切です。 ② ストレスと対処力では、置かれている状況を把握したうえで、ストレスを味方につけるようなものの考え方をすることで高まります。 ③ 運動と活動では、 30 分ほどの速歩や自宅で行える簡単な筋トレを取り入れるだけで、メタボもロコモも防げて、認知症リスクが下げられます。 ④ 睡眠と休息では、光と栄養バランスをコントロールし、危ないSASに対処します。 ⑤ 家族とソーシャルネットでは、レジャーや運動などを介して人とのつながりを増やすことが、それぞれ慢性疾患のリスク軽減に役立ちます。

さいはての彼女

建設中のビルは、東京都心の成熟した風景をかき乱す異物に見えた。傷ついたモンスターを治療するように、 健気 に動き回る紅白のクレーン。その上に、どこまでも広がる冷たい冬空。あの怪物の足下に、私の居場所があったのだ。つい最近まで。冷え切ったバスの窓に額をくっつけるようにして、懸命に私はビルを眺めた。黙々と回るクレーンが、ゆっくりと遠ざかっていく。  渋滞を抜けて、バスはレインボーブリッジを渡る。鉛色の海の向こうにお台場のビル群が広がる。私は一度だけ、振り向いた。暗い空に、もうクレーンは見えなかった。

モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書

変化する時代を生きるには、「好き」を磨くこと以外にも、大事なことがもうひとつあります。それは、変化する時代では、変化しないでいることのほうがむしろリスクだということです。 なぜなら、今あなたが勤めている企業も、もしかしたら仕事も、すべてロボットにとって代わられるかもしれないからです。 よって、自分が依存する先が一ヶ所しかないと、その一ヶ所がつぶれたときに路頭に迷うことになってしまう。変化する時代を自由に、自立して生きていくことは、何にも依存しないことではありません。むしろ依存先を一ヶ所にしぼらず、複数持つことが大事です。

わが投資術 市場は誰に微笑むか

株式投資のように確率的に考えなければいけないゲームでは「決めつけ」は禁物 です。決めつけたとたん、その後に出てくる有益な情報を見逃しやすくなってしまいます。  あなた以外の誰もが「この会社は絶対に成長しない」と思っていたとしましょう。一方、あなたは「5%ぐらい成長のチャンスがあるのでは?」と思っています。  すると、世間はこの会社に関する新たな情報には関心を向けません。でも、少しでもチャンスがあると感じているあなただけはその情報の重要さに気づき真剣に分析するかもしれません。そして、リサーチの結果、いい投資アイデアだということになれば大きなリターンにつながる可能性もあるでしょう。どんな小さな可能性でもゼロではないとすることで「その他大勢の見方とは違う見解」が生まれるのです。

Co-Intelligence: Living and Working with AI

Can AI take over some of these tasks? The answer is yes, and frankly, there are tasks that I wouldn’t mind offloading to AI, like administrative paperwork. But does that mean my job will vanish? Not really. Getting rid of some tasks doesn’t mean the job disappears. In the same way, power tools didn’t eliminate carpenters but made them more efficient, and spreadsheets let accountants work faster but did not eliminate accountants. AI has the potential to automate mundane tasks, freeing us for work that requires uniquely human traits such as creativity and critical thinking—or, possibly, managing and curating the AI’s creative output, as we discussed in the last chapter.

生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害

一般的に、仏教における救いとは、愛されたいといった欲を捨て去り、執着を絶つことで、苦しみから逃れるという原理に基づいている。それは、まさに、ネグレクトされた子どもがやむを得ずやっている、愛着を諦めるという反応に他ならない。脱愛着によって、執着を脱するのである。実際、 釈迦 をはじめとして、偉いお坊さんたちは、みんな家族を捨てて、修行僧となり、愛着を絶った。それで、そのお坊さんは救われたかもしれないが、問題の半分が忘れられている。捨てられた家族はどうなったのか。  彼らは、見捨てられることによって愛着の傷を抱え、苦しむことになったに違いない。苦しみの連鎖を断とうと、俗世から離れることで、当人は救われたかもしれないが、捨てられた者たちは、煩悩以上の苦しみを背負わされることとなった。

人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造

 子ども部屋がプライバシーを提供し、個人主義を内面化した子どもを生み出すのと同様、東京のような、 社会契約 にすっかり覆われた都市は、私たちをそれに馴染ませ、思想どおりに考え、行動するよう促します。なにしろ街全体、関東首都圏のほとんど全部が社会契約で覆い尽くされ、渋谷のスクランブル交差点でも新宿駅のプラットホームでもほとんどの人が整然と行動しているのですから。  都市空間は、資本主義や個人主義のルールが尊重されるだけでなく、用途や所有者によって空間が切り分けられ、監視され、不法侵入などが咎められるといった点で社会契約が徹底されています。もし、ホームレスが不法滞在しているならそこは隙間的空間といえるかもしれませんが、先にも触れたように、日本ではホームレス対策が福祉による援助とジェントリフィケーションをとおして進められ、そのような隙間空間と、隙間に頼って生きる人は大幅に減少しました。  公園のベンチや駅の地下通路で人が寝転がることを許さず、空きスペースにオブジェと銘打った障害物を埋め込み、社会契約から逸脱している人を福祉が漏らさず掬い取るこの街で生まれ育った人が、街のルール、つまり社会契約の徹底したルールを内面化せずに育つのは難しいでしょう。なにしろ私たち人間は、生まれながらにその場のルールを察し、ルールを共有し、社会を形成することに長けた動物なのですから。

FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略

所有物が少なければ少ないほうが、手にできるものは増える。クリアな心を持てるようになる前に、クリアな環境を持たなければいけない。 そこで、定期的に使うもの以外はすべて処分しよう。まずは「クローゼット」から。「ここ 60 日間着ていない服」は、すべて取り除こう。「6着」以上は不要 だ。 「台所」も片付けよう。 本当に食べたいと思わない食べ物はすべて処分 する。自分の環境にあれば、きっと食べてしまう。 意志力に効果などない。意志力などという欠陥のある議論について、あなたはこれまで自分に何年も噓をついてきた。今すぐやろう。台所へ行き、大きなごみ袋をつかんだら、 いらない食べ物をすべて袋の中に放り込もう。もしその気があれば、袋を2つ使い、ひとつにはごみを、もうひとつにはホームレスのシェルターにあげられるものを入れよう。 いずれにせよ、いらないものを自分の環境から今すぐに取り除こう。きっと信じられないくらい良い気分になるはずだ。

The Coaching Habit: Say Less, Ask More & Change the Way You Lead Forever

As a manager and a leader, you want people to get stuff done. But you want more than that. You want them to learn so that they become more competent, more self-sufficient and more successful. Conveniently, they want that as well. But helping people learn is difficult. Sometimes it feels like even though you’ve hit them across the head repeatedly with an obvious concept (or a shovel perhaps), somehow the point you’ve been trying to make hasn’t stuck. Here’s why: People don’t really learn when you tell them something. They don’t even really learn when they do something. They start learning, start creating new neural pathways, only when they have a chance to recall and reflect on what just happened. The Learning Question: “What Was Most Useful for You?”

物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術

 同じように、誰でも社長のように扱われれば社長っぽくなりますし、マフィアのボスのように扱われればマフィアのボスっぽくなります。そのくらい、自分の内面というのは 曖昧 なのです。  さっきも書いたように、ぼくは挑戦し続けたり、人前に立ったり、リーダーシップを発揮したりするタイプじゃなかったんですが、しかし、ひょんなことから起業をして、起業家として行動をし続けているうちに、「自分は挑戦して、リーダーシップをとる人間」だと今は認識してしまっています。  まとめると「人は、人の内面を行動を見て判断する」「自分は他人が見ているのと同じように、自分の行動を見て、自分の内面がこうだと認識する」「なので、行動を変えることで自分というキャラを変えることができる」ということです。

解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法

良い課題の条件として、「大きな課題である」「合理的なコストで、現在解決しうる課題である」「実績を作れる小さな課題に分けられる」という3つの条件を挙げました。同様に、良い解決策の条件を3つ挙げるとすれば、以下のようになります。 ① 課題を十分に解決できる ② 合理的なコストで、現在実現しうる解決策である ③ 他の解決策に比べて優れている

経営中毒 社長はつらい、だから楽しい

私は人の可能性を信じています。人が本来持つ可能性をいかんなく発揮し、チームや組織の掛け合わせにより生み出された価値は、個人や数人では決して成し遂げられない大きなインパクトを社会にもたらします。  しかし、そこに至るまでは、従来の組織運営の在り方を否定しなくてはいけないフェーズが必ず訪れます。そのとき社長は自分自身と真剣に向き合うことになるのです。  組織づくりには、社長自身の思想や本気度が色濃く表れます。放っておいたらいつか理想の組織が完成するなんてことはありえません。  社長が自分の好きなメンバーで周りを固め、自分がやりやすい組織設計をして、自分の思うがままコントロールしているようでは、組織の強化は望めません。   組織の在り方を変えるには、社長自身が過去のコンフォートゾーンを脱さないといけない。 自分の目先の好き嫌いではなく、中長期のゴールに向けて全体最適で決断できるか──その覚悟が問われます。それは時につらくて孤独なことです。けれどやらなくてはいけないのです。

ケーキの切れない非行少年たち

私は罪を犯した少年に、最初から本当の反省の言葉は期待していません。最初は噓で誤魔化そうとしてもいいのです。時間をかけて修正していけばいいのです。せめて「やばいことをしてしまった」といった後悔がみられるだけでいいのです。そこから少しずつ更生させることができるのです。  しかし、実際の少年たちには、全くそんな気配もありません。少年院に来てみてどう感じているかと尋ねてみても、ニコニコして「まあまあ」「楽しい」と答え、そもそも自分が置かれている立場が理解できていないのです。

コンセプトのつくりかた

コンセプトワークのリーダーであるあなたにとって大切なことは、「ビジョンとアイテムを何個まで出せば良いか?」ではなく、「今私たちが紡ぎ出した〔物語〕は、果たして世界を良くするか?」を考えるだけで良い、といってもいいかもしれません。ビジョンとアイテムをどこまで出すかの判断は、場の雰囲気や仲間たちの表情の変化を見ていれば自然に感じ取れることでしょう。 それはたとえば、今までとは全く別の商品やサービスを届けられるという可能性を感じているときの高揚感あふれる雰囲気だったり、旧態依然と同じ枠の中で動き続けている自分たちの現状を打ち破れそうだと目を輝かせている仲間たちの表情だったりします。 付箋の個数は多いに越したことはありませんが、それ以上に大切なのは、「世界を良くする」という「コンセプトのコンセプト」に迫っているかを判断すること なのだということを、どうか忘れないでください。

がん「エセ医療」の罠

患者が自分の治療を選択する、自己決定権が尊重される時代である。女性のように標準治療で完治できたはずの患者が、エセ医療に引きこまれて命を落としても、それは患者本人が選んだ形になっているので、医者が罪に問われることはない。だから患者は自分の命を守る為に、エセ医療を見抜く目を持つ必要があるのだ。夫から相談を受けながら、私はエセ医療の迷路から女性を連れ出すことができなかった。様々な手を打ったつもりだったが、本当に必要だったのは、彼女に取りついた恐怖心を取り除く術だったのかもしれない。

令和元年の人生ゲーム

それでも会社に残っている多数派の面々は、むしろその矛盾を楽しんでいるようだった。「仕事だけが人生じゃないじゃん」は、由衣夏にかぎったものではなく、2019年新卒入社組のスローガンになりつつあった。大学の同期たちよりもいい給料を貰いながら、自由でオシャレな服装で大手町のピカピカのオフィスに通い、合コンや大学のOBOG会で会社の名刺を見せびらかし、給料に見合ったバリューを出そうだなんて立派な心意気を持つこともなく、毎日定時退社して飲みに行く。元号も変わり、命を削って働くことの美点よりも弊害のほうが大きいだろうというのが世論になりつつある今、「仕事だけが人生じゃないじゃん」と言い合いながら、二十数万の月給を握りしめて銀座や六本木あたりに繰り出すほうがむしろ正しい振る舞いなのかもしれない。

The Mountain Is You: Transforming Self-Sabotage Into Self-Mastery

Rock bottom is very often where we begin on our healing journey. This is not because we suddenly see the light, not because our worst days are magically transmuted into some type of epiphany, and not because someone saves us from our own madness. Rock bottom becomes a turning point because it is only at that point that most people think: I never want to feel this way again.

ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)―GAFA時代の人生戦略

あなたが本当に好調なとき、それは自分の能力のおかげではない ──好況の波に乗っているだけ、と認識することが重要だ。こうした謙虚な姿勢でいると収入の範囲で生活して、経済的にも心理的にも、次に配られるカードに対処する準備ができる。そして次の段階に進んだときも、事態が悪化したのは自分のせいではない、あるいは自分がばかみたいに思えるが実はそれほどのばかではないとわかっていれば、気持ちが慰められる。

プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

 オバマを当選に導いたのは、選挙戦の参謀を務めたマーシャル・ガンツ(ハーバード・ケネディスクール講師)でした。彼は「パブリック・ナラティブ」「コミュニティ・オーガナイジング」という手法を選挙戦と演説に取り入れます。これが「Self Us Now」理論です。  オバマはいきなり「大きな物語」を聴衆にぶつけるのではなく、「私はこういう人生を歩んできた」と「小さな物語」を訴えるところから語り始めました。 「私は黒人としてマイノリティの苦しみをずっと味わってきた。でもアメリカという国が自由を与えてくれたから、私はここまでのぼってこられた。マイノリティの苦しみを味わった人間が、変革を起こしていく。これってみんなもできることだよね」  そんなふうに「story of self」(自分がここにいる理由)を語り、「story of us」(私たちがここにいる理由)を聴衆に投げかけ、「story of now」(今行動を起こすべき理由)を訴える。大統領候補の生い立ちという「他人の物語」から「自分の物語」へと変換させることによって人々を巻き込んでいったのです。


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