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12月23日

三島邸

三島由紀夫の奥様にお会いした。彼女は割烹着でアイロンがけをしていた。細身で長身の女性だったから、小柄で可憐な遥子さんとはまったくの別人だったが…。今思えば写真で拝見した母君によく似ていた。意識では奥様だったが〝現実〟には母君だったのかもしれない。勘違いしていたのが逆にリアルで、もしかすると夢で霊界を往還したのかもしれない。三島氏ご本人に会えなかったのは、流石に畏れ多いというか気が引けたからか。
かつて霊界と交信できるという人物に「三島さんの声を聞かせてほしい」と頼んでみたことがあった。「やめておいたほうがいい」と彼女は即座に断った。出雲大社からの帰りの車中だった。「かかわらない方がいい」そういった彼女の顔は強張っていて、それまでの寛いだ感じから豹変していた。理由を訊くのも憚られたのでその件はそこで打ち止めになった。死に方が死に方なので魂を鎮めるのが大変だったと美輪明宏氏が語っていたから、何となく納得はしたのだったが。
その周辺で脈絡のない夢をオムニバスで見た。映画の企画会議でいくつかの案が提案されて、当代随一の人気女優を主演に起用するというのがなかにあって、「ああ、どうせこれに決まるよ」と愚痴ったら案の定それに決まった。「人気に寄りかかった映画ばかり作っているからだめなんだ」と吐き捨てて部屋を出た。喫茶店でひとしきり会議の批判をしてから席を立ったら、誰かの忘れ物があると残った男が小冊子のようなものをかざしていた。自分のでもないのに「ああ、僕のだ」と受け取った。それは個人が出している会報らしく、だれのものかと訝しんでいたら隣にいた若い女性が「さっき一緒だった三次の女性のかも」といった。連絡して欲しくて、わざと忘れていったのだと。そのときは思いつかなかったが、今思えば心当たりはある。残念ながら若い女性ではなくおっさんだが、霊界で連絡を待っているかもしれない人物がいる。今朝は〝ひとちがいシリーズ〟だったが、この日記のおかげて夢を読み解くスキルが磨かれてきたのだろうか。
7時起床。「8月6日のバット」カープス対マンハッタンズの2回表、テッド・ウイリアムズが打席に入ったところまで進んだ。
きょうも粗大ゴミを出しに安佐南工場へ。今回はソファーを廃棄した。あったから無理やり使っていたものだから、なくなってようやくスッキリした。
ホームセンターで米ヌカをもらっての帰り、同居人がドクター・スランプのアラレちゃんがサングラスかけてスカしてるみたいな顔で運転しているのにすれ違った。
米ヌカはすぐに虫がつくんで、さっそく土作りをする。シャベルで土を起こしてたら、気持ちいい汗が滝のように流れてきた。冬の汗の、何とも気持ちのいいことよ。

土作り

そして、きょうの収穫。

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ダイコンと小松菜。間引き八朔。

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