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アンチエイジング栄養素 セレンの紹介

ミネラルにはたくさんの種類がありますが、主要な栄養素ではないとはいえ、健康の維持に欠かせないものです。

今回はそんなミネラルの中でもややマイナーな部類に入るセレンというミネラルについて、光を当てていこうと思います。強い抗酸化作用があり、老化防止(アンチエイジング)に重要な役割を果たすミネラルです。

セレンの効果

身体に摂取されたセレンは、体内で主にタンパク質に組み込まれ、セレノプロテインという形で働きます。これが、ビタミンEやビタミンCと相乗効果を発揮し、老化や様々な病気の原因となる活性酸素を除去します。

これが、アンチエイジング重要ということになりますね。活性酸素は発ガン性にもかかわる危険な物質ですので、セレンやビタミンC/Eなどの摂取は、重要といえます。

セレンの摂取方法

セレンは様々な食品から摂取することができます。動物性のセレンは主に以下のものに含まれます。

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魚類をよく食べる人はセレンの欠乏の心配はないとされています。次に紹介する植物由来と比較してもかなり高い数値であることが分かります。

強いていうならば、大型魚であるかつおやまぐろなどは、食物連鎖の頂点の一角をなす生物ですので、近年では環境ホルモンやマイクロプラスチックなどの生体濃縮などのリスクはあります。たらこも痛風の原因となるプリン体が多く、別の負の側面を持つ食材であることは念頭に入れておいた方がいいかもしれません。

一方、植物由来のセレンは主に以下のようになっています。より健康的な食生活を心がける方の中には、例えばビーガンのような形で植物食中心を考える方もいるかもしれません。そういう場合は、以下のような食材が参考になるでしょう。

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小麦粉由来のものにかなり入っていることが分かりますが、小麦粉自体は、グルテンなど、必ずしも健康にいいとは言えない側面もあります。マツタケの含有量はかなり豊富ですが、高いですね。

私としては、低カロリーでビタミンB群や他のミネラルが豊富なそば、免疫の強化に重要でありながら接種の難しいビタミンKが豊富な納豆、といった食材からセレンを摂取するのがおすすめかと思います。

摂取の注意点

セレンは人体に必須のミネラルですが、過剰摂取をすると逆に健康を損ねる点に注意する必要があります。そして、もう一つ重要なのは、他のミネラルに比べ、セレンは必要量と過剰量の差が小さく、意識して取りすぎると適正量を超えてしまう恐れがある点です。

そのため、セレンの摂取については、食物で採ることを心がけ、安易にサプリメントに頼らないことが重要といえます。

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