展覧会『里山 水の匂いのするところ』をみた

里山 水の匂いのするところ@滋賀県立美術館
好み的には、映像やインスタレーション作品が好きなのですが、食わず嫌いみたいなの、あまり良くないかなと思うことがあったので、写真家の展示へ。

滋賀県出身の写真家の展示でした。
展示を見た印象は、すごくシンプルで素朴な雰囲気。写真作品とキャプションと章ごとに壁に貼られたカッティングシートのみ、過度な装飾がなくて、写真だけ直視できるような空間が広がっていました。
何もない感じが滋賀っぽいと思いつつ、写真の綺麗さ、特に私は蒲田の緑と水の綺麗さに惹かれました。色合いがなんとも不思議。こんな風に世界を見たことがないと思わされました。

以前、川内倫子展も行ったのですが、空間の作り込みのあまりの違いに正直びっくりしました。企画者の見せ方の意図であったり、アーティスト自身の方向性であったりで同じ写真作品でもこんなに幅があるんだなぁと。

ついでにコレクション展もみたのですが、シーガルの作品(コーヒーをそそぐウエイトレス)が一点あって、それもびっくりでした。これ以上近づかないでくださいの線はあったけれど、台座もなく自分と同じ床に作品が立っていたので、良い体験になったと思います。

わりと近くに住んでいるので、ちょくちょく注目したい滋賀県美です。

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