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秋はソウルとネオアコ

いつも書いてるように僕はレアグルーヴ以降のヒップホップ世代で、聴いてる音楽の幅が比較的広めな部類だと思う。

もともと高校時代に日本語ラップにどっぷりハマって、その元ネタ探しから派生してソウル〜ジャズファンク、ブラジル音楽からオーセンティックな「どジャズ」まで辿り着いたのが大学時代。大人になってからは温故知新的に90年代のクラブミュージックを聴く直すようになり、ハウスやテクノやアシッドジャズなんかは一通り聴いてきてる。

そんな僕だけどここ15年くらいは季節ごとに聴く音楽の傾向が決まってて、タイトルにもした通り秋はソウルとネオアコを流してることが多い。あとはジョー・クラウゼルあたりのオーガニックでトライバルなハウスとかもかけるか。

ちなみに冬はジャズと無機質なテクノ、春はボサノバなんかのブラジル音楽、夏はJBなんかの熱いファンクやラテン、それからキャッチーな90年代R&Bが選曲の中心になる。

アコギの音に秋を感じる

で、考えてみると僕はどうやらアコギの音に秋を感じてるらしいってことが自分で分かってきた。

ギターと親和性の高いネオアコなんかモロだし、ソウルでもアコギ入りのサウンドが秋にはよく合う。2000年前後に流行ったトライバルなハウスも生音を導入したオーガニックなものが多くてアコギの音がよく入ってた。

それぞれのジャンルで1曲ずつピックアップしてみたけど、どれもなんとなく秋を感じるような気がしない? 気のせいかもしれないけど・・・。

この秋のマイブーム

そんなわけで毎年と同じにこのあたりの音楽をよく流してるんだけど、なんとなく気分で最近はネオアコを多めにかけてる。

このあたりのジャンルはサバービアの流れで聴き始めて、シンコー・ミュージックのディスクガイド(いわゆるネオアコ本)で勉強した程度だからあまり詳しくはないけど、さっきフックアップしたトラキャンとかアズテック・カメラみたいな王道系は普通に好き。

ちなみにトラキャン(Trashcan Sinatras)なんかは初期のミスチルやスピッツの雰囲気にも近いから、そういうの好きな人は聴いてみると面白いかもしれない。当時は全然知らなかったけど、メンバー自身というよりも駆け出しの彼らを売り出すためのプロモーター側が影響を受けているのは明らかだから、そういう意味では元ネタの一つと言えるかもしれない。

あとはベルギーのクレプスキュールとか、ポール・ウェラー絡みのレスポンドあたりか。。。このあたりはモロにサバービアの影響。ちなみにレスポンドについてはつい先日古書ベリッシマさんがnoteに詳しい解説記事を書いてて、興味深く読ませてもらった。

これまでネオアコ関連については過去に2回マイセレクトのコンピレーションを作ったことがあるけど、このままの感じだと3回目を作ることになるかもしれないと思う今日この頃。。。


ちなみにそんなアコギ好きの僕だけど、実は自分自身ではあんまり上手に弾くことは出来ない。一応少しだけやったことはあるんだけどね。

中学生のころ誕生日に親からエレアコを買ってもらって、ミスチルとか弾き語りしながらFコードが多少弾けるようになるくらいまでは練習したんだけれど、高校に持っていって何回か弾いてたらいつの間にかなくなっててそれっきり。。。

まぁ元々自分で弾くには鍵盤系の方が好きだし、最近はピアノ練習で手一杯だからあまり真剣にやる気はないけど、そのうち安いアコギを一本くらい買ってもいいかなとは思ってる。

とりあえず、ようやく少し涼しくなり始めたし、しばらくはネオアコで秋の気分に浸ることにしよう。

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