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おしゃれじゃなくなったファッションビル

久しぶりに渋谷や新宿や横浜のファッションビルに行くと、いつもなんだか寂しさを感じる。かれこれ10年くらい前からずっとこんな感じだ。なんというか今のファッションビルに面白みをまったく見出せないんだよね。それはたぶん僕が歳をとったせいだけではない気がする。

今から20年くらい前、僕が大学生の頃までの渋谷なんか、とてもわくわくするようなおしゃれな雰囲気があったんだけど、今はもう全然そんな雰囲気はない。そんなことを思うとき、一人で勝手に寂しい気持ちになっちゃうんだよね。

アニメ・アイドル関連ショップの進出

最近の109やマルイに入ると、アニメやアイドルやVtuber(なのかな?よく知らないので分からない)関連のショップが普通にたくさん入ってて驚く。1フロアどころか複数フロアにまたがってそんな調子だ。

たぶん10年か下手したら15年くらい前から既にこういう状況なんだと思うけど、それより前のいわゆる「オタク冬の時代」は、この手のお店がファッションビルに入るなんてあり得なかったからね。

まぁビル側としても、生き残るためには時代に合わせてアップデートしていく必要があるから、ある意味仕方ないんだろうけど、あの華やかでファッショナブルな時代を知ってるだけに一抹の寂しさは残る。

ちなみに同じことは新宿タワレコがやっぱり11〜2年前に店舗内レイアウトを大幅変更して、アニメ・アイドルを全面に押し出してきた時にも感じた。僕が昔あこがれてたおしゃれな雰囲気はなくなってしまったんだなってさ。

週3で通ったタワレコ、週5で通ったDMR

ちなみに新宿南口のタワーレコードは高校の頃、週3くらいで通ってた。新宿は高校への電車通学の定期券内で、交通費0円で行くことができたから、高3の頃なんかは学校終わって家帰って夕飯食べた後、また大江戸線に乗って出かけたりもしてたっけ。

渋谷については大学生のころDMRとディスクユニオンにしょっちゅう通ってた。特に大学3〜4年生のころは笹塚に一人暮らししてたから、大げさじゃなく毎日行ってたと思う。前にも何度か書いてると思うけど、自転車とか原付でも30分くらいで行けたからね。

当時はまだインターネットの黎明~普及期で、誰もが当たり前にネット通販をするような時代じゃなかったし、SNSみたいなネット上のコミュニティもまだほとんどなかったから、リアルな店舗に行かないと分からない情報や触れることが出来ない空気感がたくさんあったんだよね。

そして、それが当時の都内の若者にとっては一番おしゃれだった。インターネットの普及以降、全国どこにいても同じになっちゃったから、そんな感覚はなくなっちゃったけれど、あの頃は確かにそうだったんだ。


ちなみに勘違いされるとよくないので一応書いておくけど、僕は別にオタク文化を否定しているわけじゃないので悪しからず。みんな好きにゲームや推し活すればいいと思うし、なんなら僕自身にも多少オタクな傾向はある。

ただね、それがファッションビルの中に入ってくるのは、やっぱりちょっと違うと思うんだ。ほら、最近話題になってる池袋西部のヨドバシ化と同じようなモヤモヤをどうしても感じてしまう。

・・・。このあたりのことについてまで言及しだすと、また色々と書きたいことがあって長くなりそうなのでまた別の機会に改めて。。。

とりあえず、今日のところは最近のファッションビルになんとなく寂しさを感じるって話までにとどめておくことにしよう。

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