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手ぶらで生きる。【読書感想文】

手ぶらで生きる。という本を読みました。
読書感想文です。


著者はミニマリストの澁谷直人氏です。裕福な家庭に生まれ育ち思春期を迎える頃に父の自己破産により貧しい生活を余儀なくされました。上も下も両方経験した筆者だからこそ説得力がある本になっていますのでぜひ読んでみることをお勧めします。


僕自身もミニマリストの考え方は非常に好きで、自分にとって本当に必要なものに囲まれて生きるという生活を実践しています。

僕の物欲がほぼ無くなったのも、同じ服をいくつか持っているのもこの考え方に影響されている部分があると思います。

ただ、筆者ほどのレベルまでは至っていませんし、目指そうとも思いません。

筆者は四畳半の部屋に住んでおり部屋には本当に何もありません。あるのは洗濯機、厳選された食器類、必要最低限の衣服、仕事道具、その他洗剤などです。筆者は一日一食で必要なものをスーパーで買って食べているそうで冷蔵庫も持っていません。テーブルや椅子、ベッドもありません。出窓をを椅子テーブル代わりにしています。寝る時は床に寝ます。

僕はそこまでは無理です。普通にベッドで寝たいし、テーブル、椅子、棚もあります。ただ私にとって最低限のもので済ませているつもりです。最近引っ越し、片付けも終わったのですが部屋はすっきりしており、広々としています。きれいに片付けているからかもしれませんがそれは物が少ないので片付けるのも簡単だということです。

不要なものは全て捨てることにより部屋をすっきりさせることができますし、無駄な判断にエネルギーを費やさなくて済みます。意外と生きるのにお金かからないななんてことにも気が付きます。ぜひミニマリストの考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。


ここでこの本のメッセージを一部紹介します。

睡眠の質はマットレスでもコンクリートでも同じ

ちゃんとした研究結果があるそうですよ。ウィリアム博士という人が最新型の寝具の性能を調べてくれと依頼されて出た結果だそうです。皮肉なものですね。


いくらで生きていけるか知ることでお金の不安は消える

これは共感できます。僕自身家計簿を毎月つけていますが、月にこれくらいあれば生活できるなと知ることができれば、給料さえ上がれば豊かになれるという思考から脱却できます。転職で年収が下がるとしても大丈夫と判断できたのはこのおかげです。


通信費は5000円以下にするべし

通信費は格安SIMを使うのは言わずもがなですね。今や大手キャリアを使う意味はほぼないです。格安SIMで事足りますしね。僕は先日某電気屋さんにて勧誘に引っかかりmineoからY!mobileに乗り換えてしまいました。月額料金が数百円上昇してしまいました。2万円分のギフトカードをもらって必要な家電を買ったので得したと思うことにしてますが皆さんはくれぐれも店舗で契約なんてしてはいけませんよ。ネットで十分です。僕は半年後くらいにまた乗り換えます。


収納は持つな

収納を持つと空いたスペースを埋めようとするのが人間です。僕も引越した時に収納を買おうとしましたが、とりあえず備え付けの収納に全て片付けたら案外収まったので収納を買うのはやめた方がいいかもしれません。案外なんとかなります。収納を買う前にものを減らすことから考えたほうがいいですね。

ものを減らすのに有効な方法として筆者がおすすめしているのは狭い家に引っ越すことです。そうすることで強制的にものを捨てる必要が出てくるため本気でものを減らしたい人は検討してみてください。かなり強力だと思います。


同じ服を着る

これは僕も生活の一部に取り入れていて、仕事場に着ていく服は全て同じものにしています。人間は1日のうちに判断できる回数が決まっているそうです。貴重な回数をどの服を着ようかなんてことに使いたくないので取り入れてみました。筆者は毎日同じデザインの服を着ているそうです。徹底していますね、流石です。僕はそこまで至ってはいませんし、目指してないですが外出用の服も数着しか持っていません。一部考え方を取り入れるのが僕のスタンスです。


歩け

現代は豊かですよね、車、電車、バス、自転車、さまざまな移動手段があります。別に悪いとは言いませんが歩くことは健康にいいと強調しておきます。僕自身、普段は車移動ですが運動不足になりがちです。そのため意識的に散歩をするようにしています。散歩なら強度的にキツくもないので続けやすいです。筆者は移動は基本徒歩だそうで一日に1万歩歩くそうです。私は一日5000歩を目指して頑張ります。正直5000くらいで十分だとは思いますが。ちなみに江戸時代の人は一日平均3万歩だそうです。現代がいかに豊かなのかわかりますね。


貯金は60万円まで

筆者は貯金額を決めて、それ以上の金額は自分や周りの人のために使っているそうです。将来のことには最低限備えてあとは今に集中する。素敵な考えだと思いますが僕の場合は少し違います。まず貯金額は生活費二年分程必要でそこから溢れた分は株に回すべきだと僕は思います。これは僕なりの考えや趣味的思考も入っています。人によっていくら必要かは変わってきて当然ですので皆さんもいくら貯金して残りをどうするのかはぜひ検討してみてください。生活の満足度が上がるかもしれませんよ。


以上が僕が共感、参考になったなと思うことです。他にも時短家電を買えだとかさまざまなミニマリズムノウハウが書かれています。人によって必要な情報は変わってくると思いますのでぜひ読んでみてください。個人的にはかなり面白かった本で読みやすかったです。実は税金の話の本を読んでいたのですが難しすぎて休憩がてらこの本を読んだらスラスラ読めて笑えてきました。


ミニマムな生活ノウハウのなかで参考になる部分は今後も取り入れていこうと思います。僕がTheミニマリストみたいな生活になる可能性は低いと思います。個人的にベッドは必要ですw
床で寝るのは無理かな、、、

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