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#12 それでも僕等は、こころを信じる。

こんばんは、2gouです。
皆さま、いかがお過ごしですか。

すでに公式のSNSではお伝えしていますが、
今回はいくつかのお知らせと、それに纏わる僕たち「suisaiの在り方」についてお伝えします。

新型コロナウイルスの猛威が僕たちの生活や生命に落とす影が、日に日に大きく、色濃くなっています。
日本では緊急事態宣言が発令され、特定の都市部で暮らす人々の行動が法律により制限される状況となりました。
生活のあらゆる場面で、新しい脅威に対して僕たちはどう振る舞うべきなのか、各々の意識と行動が一層試されています。
今や世界を覆いつくしつつあるこの感染症は、皮肉にも平時には隠されていた様々な暗い部分を浮き上がらせています。

日夜、昼も夜も無く最前線で戦う人たちが居る。
自分たちがやらなければ、いったい誰がやるんだ。
医療関係者をはじめとしたそのような方々の必死のはたらきに、何よりもはじめに、心限りの感謝を伝えます。

自らが被害者になりうる可能性、だけではない。
潜在的に誰かの加害者になる可能性を抱えながら。
僕たちは日々の暮らしを進めていかなければならない。

仕事や住まい、生活の糧を失う人々、保障の網の目から零れ落ちる境遇、医療崩壊、
挙げればきりがないほどの暗さや深刻さに対し、僕たちはあまりにも無力で、
自分ひとりの力、心の容量ではとても抱えきれないほど多くの課題が一挙に押し寄せている。そう感じます。

僕たちsuisaiも、3月に予定していたライブについては出演辞退、およびライブ自体の延期の判断を行い、
先行きが不透明な中、グループとして今とこれからをどう過ごすか、個々の思いも含め話し合いの機会を持ちました。

その中で、現在下記の2つの試みを実践しています。

1)≪皆さまのうたを聴かせてください≫

suisaiの公式LINEにお送りいただいた

【アカペラグループ及び個人の演奏音源や映像】

を、suisaiのメンバーが聴き、感想やコメント等をお返しする試みです。
演奏における悩みや相談にも、お寄せいただいた場合には併せてお答えしています。

大変ありがたいことに、企画発表直後から、北は北海道から南は九州まで、少しずつではありますがお問合せをいただいております。
すでにコメントや感想をお送りした方々もいらっしゃいます。


もし「良かった!」と思っていただけたようであれば、ぜひこの試みを広げていただければ幸いです。
メンバーも仕事や生活を送る中で、並行して行っている試みですので、多少お時間をいただくことご了承ください。

2)≪LIVE ARCHIVE≫

公式LINE登録者限定で、過去に出演したライブについて、映像を配信しております。
映像をご覧になりたい方は
①公式LINE登録(無料)
②登録完了後、トーク画面にて「ライブ」とメッセージを送信

→配信映像がトーク画面に自動的に返信されます。

また、下記のリンクから、昨年ゲスト出演した「第4回カマクラ・アカペラ・サミット」のダイジェスト映像もご覧いただけます。

上記2つの試みはsuisaiの公式LINEで、当面のあいだ、期間を定めずに行っています。

公式LINE

収束の目途が立たない、終わりの見えない日々の中で僕たちは、

「愛や喜び、優しさや思いやり、幸福感が失われていくこと、
そしてそれに代わるようにして、不信や憎しみが膨れ上がり、僕たちのこころを覆い尽くすこと」

を恐れます。そして、忌避します。

「命あっての物種」
「恒産無くして恒心無し」
という言葉、全く以て、その通りだ。


だからこそ暮らしの中で、それぞれが自分を守り、自分と関わる人を守る。そのために可能な限り考え、行動を尽くし、責任を持つ。
生活者としてあるべき態度(ここでは論じません、到底論じきれるものではない)を取ることは勿論のことです。

その上で、僕たちsuisaiにできることを考え、それぞれの暮らしに支障が生じない範囲で、持続的に実行していきます。


歯噛みするしかないことばかりだ。
どうすることもできないことばかりだ。
医者でもなければ、感染症の専門家でもない。
マスクを素早く縫う技もなければ、自分の生活を差し置いて、暮らしに困る人に物助けができる貯えもない。

毎日毎日、悲しい痛ましいニュースに、画面越しに、ひとり胸を騒がせることしかできない。

それでも僕たちは幸いにして、
僕たちの声を、うたを依り代に、こころをずっと探し続けてきた。


聴いてくださるひとが居たからだ。

聴くことを通して、こころを開いてくれたひとが居たからだ。


だから、やります。

こころは目に見えない。味も匂いもしなければ、手でも触れられない。
それでも僕等はこころを信じる。
本当に誰かのためになれるか、まだ判らない。
偽善でもエゴでも、なんでも。こころを込め続けて、前なり後ろなり向いた先のものしか、僕たちには見えないから。


例えばこころも、そしてことばも、空を飛べる。
こんなときだからこそ。うたを通じて、ゆっくりと話をしてみませんか。
もし持て余しているならば。金もかからない。「無料だし期待せずに、騙されたと思ってやってみるか」の心持で。

最後に。


しっかり生きて、またいつかきっと、いや、

必ず。

会いましょう。

生きている私たちが、同じく生きているあなたに宛てて、抱えきれないほどありったけ、うたを手渡せる日を楽しみにして。

「うたなんて、こころなんて」と、そんな想いに襲われるすべての人に。あなたに。

うたを歌いたいよ。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

それでは、また、ここで。

2gou

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