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|astrology|いて座のおはなし



いて座の季節をゆきます。



さそりの領域で降りたその場所は、くるりと反転し、降りたその深さはそのままに高さだったことを明かします。



視界は、ひらけていたことを、知ってゆく。



いつだって、深さは高さ。だから深さはそのまま、視界のひろさとなる。



いろいろが、さまざまが、見えている、そのいろいろも、さまざまも、正反対も、大も小も、好きも嫌いも。

結局は同じこと、同じものでできている、すべては愛であると知っている。



深く降りることを助けた透明な鋭さは、いまでは知性に

その場所で見つけた愛の透明さは、いまでは野生に

姿を変えています。



愛を見つけた、知性と。

愛から生まれた、野生と。


馬と人とが、馬のその透き通る瞳の透明さに、ひとつに重なるように。

ふたつを溶け合わせる先に、「せかい」は鮮やかさを一層増して映り、映りそして、映ったそれが届けられる。



鮮やかなせかいが、どこまでも、自由に、ひろがっている。

鮮やかなせかいを、どこまでも、自由に、駆け抜けている。

いつだって、そうなのです。


よき旅を。




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