碇策行著『田舎のキャバクラ店長が息子を東大に入れた。』を読んで
先に断りますが、此方には「子供を東大に合格させる方法」が書いてあるわけではありません。
キャバクラ店長な父親の自伝的な内容です。
実は私、リアルタイムで合格を知っていました。何故なら所々に出てくる「毎朝ファミレスに黒のウィンドブレーカー上下という出で立ちで携帯電話片手に現れる謎の男」さんのFBを閲覧していたからです。あ、FBFです。
謎の男と書きましたが、怪しい人ではなく、某県内の高校のスクールカウンセラー兼塾長です。
ひょんなことから謎の男な塾長と知り合ったキャバクラ店長な父親は、息子を三ヶ月間限定で彼の塾に預けます。ここで凄いと思うのは息子さん、中高六年間で塾に通ったのはこの三ヶ月間だけなんですね。
ここで息子さんは碇家の家訓、「使ったら元に戻す」を発揮したようです。
手渡された辞書を使用後、知らない筈の隣の部屋の定置に、場所を聞かずに返してから塾長にお礼を言ったそうです。エスパーか何かですか(笑)
東大に入る子は何かが違うのかもしれないですね。
実はキャバクラ店長な父親は両親に捨てられた過去を持ちます。辛い子供時代だったようです。彼は「自分も同じ事をするのではないかと恐怖した」と言います。しかし、キャバ嬢達から悪い親、いけない親の話を聞いて反面教師としたと言います。また、キャバ嬢達から学ぶことも多かったと。
彼がたった一つ育児に科した課題は「裏切らない子育て」です。
その極意は息子に決断させ、「やってごらん」と付け加えるだけのシンプルなものです。
やんちゃの結果、家計は火の車、それでも地元の中高一貫の私学に行きたいという息子の為に労を惜しみませんでした。例え周囲を裏切ることになっても。
実は息子さんが通っていた高校、同じ県内という縁で受験はしていませんが、私も過去問を解いたことがあります。難問でしたよ。地元では名門で通っている学校です。本当ですから。
取り留めなくなりましたが、息子さんの真価が発揮されるのは、卒業後だと思います。今後に期待ですね。
最後に私が、先に著作を紹介した時に、いかりん♥策行さんと紹介したのは、いかりんという通り名で通っている方だったからです。お目汚し失礼致しました。
また、私、他人の著作を批評することに不慣れでして、レビュー書く宣言をしてから、投稿までにタイムラグがありましたことを慎んでお詫び致します。
以上です。
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