【博士日記】24年12月1日(日曜)初めての『文学フリマ』in東京ビックサイト。阿佐ヶ谷の銭湯・天徳泉で古本興業(若林凌駕)の古本販売お手伝い。
7時半起床。
日記を書いてnoteにアップする。
本日は初めて『文学フリマ』へ行く。
一応、出版社を名乗っている、
「虎人舎」としても研究対象に決まっている。
食卓で活字大好きの娘を誘ったのだが、
最後まで誘いきれず、
話が変に飛び火していった。
12時、
(22歳で「古本興業」を立ち上げた放送作家)
若林凌駕が来宅。
原田専門家も行くはずだと思って
連絡したところ、
ひとりでも行く予定だったので、
急遽、3人でNISSANの
SAKURAちゃんに乗って、
ビックサイトを目指す。
車中、ボクが『うなぎ百選』の依頼原稿を、
書き終えたところなので、
業界紙から依頼のエッセーの書き方講座を始める。
そこから、
どんどん業界紙大喜利になっていく。
車窓からの風景も絶景。
レインボーブリッジから臨む、
臨海地帯は石原慎太郎都知事が、
最も好きだと言わしめた東京だ。
駐車場に止め、
一悶着あったあと、一度引き返し、
『東京ビックサイト』へ。
この建物の逆プラミッド構造には、
五輪エンブレム問題の時、
御馴染みになった、
佐野研二郎ポースが決まる。
(もはや死語ならぬ死ポーズだ)
思った以上に大規模だ。
入ってすぐに東浩紀さん一行とバッタリ。
「痩せましたねー」
「お酒もダイエットもリバウンドしますよ
って皆、言っていますよ!」
などと談笑。
速水健朗さんと会うのも2回目。
いつも不思議な場所で
不思議なツレと出会う感。
ちょうど、ボクも箕輪厚介さんと速水さんの対談を
配信で見ているところ。
妻はずっと速水さんの配信にハマっているので、
その話も。
「妻に速水さんみたいにもっとインプットしなさい!
って叱られるんですよ」と。
上田洋子さんとも初対面でご挨拶。
「写真取ってください」で記念写真。
入場ししてすぐに、
ゲンロンのブースで東浩紀本、購入。
「さっき入口で会いました」と話したら、
よく見たら、隣でサインをしていた。
ボクもサイン本にしていただく。
『鬱の本』を出した、
点滅社のブースへ。
屋良さんとお話。
隣の「そぞろ書房」の赤青の2色だけで
『寿司』を描いたジンが素晴らしく、
思わず購入。
通り過ぎただけで、点滅するネオン管に足が止まる。
『NEON』という大型の写真集。
フルカラー608ページだが、
2700円は安い!!
思わず衝動買いしてしまった。
映画評論家のジョージさんのブースへ。
ひょんなところから、ボクと出会い、
町山智浩さんに紹介し、
今は『映画秘宝』の執筆者だ。
今日の最大のお目当て。
ついに町山智浩/宇多丸映画評論の
後編が発売された。
千円。これは売れて欲しい。
九龍ジョーさんのブースは
坂口恭平の新作が展示。
坂口総理は、熊本で鬱発症中とのこと。
残念だが、今年の坂口さんは、
明らかによく働いていた。
「博士には献本しました」とのこと。
九龍ジョー夫妻、そしてお子さん
と旧交を温める。
TBSラジオのブースがあるとは!?
今をときめく、政治部の澤田大樹さんは昔、
キラキラのADだったのか。
知らなかった。
プロデューサーの長谷川悠さんも
居たのだが会えないまま。
後でDM交換したところ14年ぶりとわかる。
『赤旗』も出店していた。
今年の報道のMVPだ。
今まで人生で何度「アカ」呼ばわりしてきたか。
思わずキーホルダーを購入。
作家の海猫沢めろんさんのブースに到達。
隣のphaさんと初対面。
phaさんの日記を購入。
「やる気のない読書日記」はタイトルからして、
買う気にやる気になる。
通り過ぎそうになって気になる。
「ベンチのある風景」
「橋の裏側お好きですか」のポスター。
ボクも両方とも、必ず写真に残すタイプだ。
お話を聴きながら、思わず購入。
フリーライター・大泉りかさんにも久々に遭遇。
いつもバッタリ出会うなあ。ご挨拶。
百万年書房の北尾修一さん。
シンファイヤーの著者んにも出会う。
このフリマのために作った、
「お悔やみ申し上げません」が売れているとのこと。
とても閃くものがある。
編集者さん、チームのところで
『お手上げ』①を購入。
ボクの知る意外な人を編集中とのこと。
新潮社『波』のブース。
中瀬ゆかり御大がお出まし。
南陀楼綾繁さんの本を求める。
矢野利裕先生ご夫妻のブース。
歌謡曲研究本には目がない。
最後に吉本第一芸人文芸部へ。
凌駕も原田専門家も顔なじみとのこと。
ボクはかなり先輩なので、
恐縮されるので席を外す。
出口で目に止まった
足立区にある印刷会社のブース。
社長と名刺交換、50周年記念の社史までいただく。
この文学フリマの主催者の望月さんに
声をかけられて、ご挨拶。
虎人舎も5月の出店を目指そう。
とにかく、力尽きると同時に、
現金が全て無くなった。
ここにくればどうなるかは、
予想できたことだが……。
それでも、全てのブースを廻って、
全てのジンを買ってしまいたくなる。
腰の状態が悪くヘトヘトに疲れているが……。
ずっと興奮していた。
自分は活字好き過ぎる、
マイノリティだと思っていたのに、
こんなに文や本によって繋がれる、
読書人がたくさんいることに、
『虎人舎」にとっての
最大のエールを貰う。
活字への好事家こそ、
ボクの好きな事をしている人たちなのだ。
そして、わかりあえるひとと、
まだ出会えていないだけだ。
https://x.com/someone90583413/status/1863473449286742148
外へ出るとマジックアワー。
富士山と飛行機が織りなす
夕日のプラネタリウム。
しばし見惚れる。
夜景もたまんない。
文学祭りの後、
東京に住んでいるだけで
素晴らしい。
と思えた。
帰宅後、昨日の報道特集をTverで確認。
オールドメディアのジャーナリズム復活の狼煙だ。
兵庫県知事選は終わらないミステリーだ。
なりすまし問題で、
サムネのアイコンを変えたら、
ボクの青色本人チェックが消えた。
こんな理不尽があるだろうか。
22時前に、阿佐ヶ谷駅前の天徳泉へ。
根矢涼香さんとも再遭遇。
水道橋映像研の福井くんのことを
覚えてくれていた。
『おとぼけビ~バ~』との出会い話に。
湯に浸かり、水風呂で本日も整った。
帰宅後、長男から、
「SAKURAの助手席に長財布落ちてたよ」
と見たら、若林凌駕のものだった。
可哀想に今頃、パニクっていると思って、
連絡したら、
「落としたことすら気がついていませんでした!」
とのこと。
まだ夢にすらなっていないのか。
東京の浜辺で財布を落とさなくて良かった。