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「卒業式まで死にません」を読んで

卒業式まで死にません
南条あや
〜6/26(土)

自分なりに読書感想文を書いてみました^_^


入院する前です。私がこの本を買ったのは。薄宮ちゃんのストーリーにこの本の1ページが載っていて、私はたった1ページで読んだだけで、この本を買うことを決めました。入院中に読み切るんだ♪とうきうきして買ったものの、入院中ら半分ほどしか読めず退院して3ヶ月たった6月にやっと読み終わりました。鬱になると集中力が続かないために、読み切るのに4ヶ月もかかってしまいました。

この本は私の人生で大切な本になると思います。あやちゃん(と呼ばせてほしい)のリストカットの話は読んでるだけで自分自身が痛くなり、何度も中断しながら読んだものです。この本はいろんな意味で痛い。鬱真っ只中に読んだので、共感する部分も本当に多く、私に大きな影響を与えてくれました。
まず薬に詳しくなり、もっと沢山の薬を、もっと強い薬を飲みたいと思うようになりました。それは叶いませんでしたが…
次に、日記の書き方です。今まで私は日記を独り言のように、ただTwitterで呟くように書いていました。あやちゃんの本を読んでからは、誰かに見せるわけでもない日記を、丁寧語を使い、辛く見えないよう、面白おかしく、自分でボケツッコミをしながら書くようになりました。笑(病院の先生には見せましたが…今となっては、この書き方で伝わりやすかったのだと思います。)
最後に、もっと沢山の新しい語彙を知ろうとし、それを日記で使おうとしました。あやちゃんの語彙力の高さには驚かされました。同い年でこんな難しい言葉を使い、自分の気持ちを素直に伝えられる子っているんだ!!と。


あやちゃんがなぜ自殺したのか、最後に何を思っていたのか…想像をつきません。あやちゃんには生きていて欲しかった。勝手ながらそう思います。


私もあやちゃんと同じように、入院してる自分、鬱病になっている自分、薬を飲んでいる自分、リストカットをしていた自分に価値を感じてしまっているのだと思います。私は入院してる自分、鬱病になっている自分、薬を飲んでいる自分、リストカットをしていた自分を誰かに見て、心配して欲しいのだと思います。これが本心なんだと思います。今でも、もう一度入院したい、鬱病が治ってしまうことへの寂しさ、もっと沢山の強い薬を飲みたい、リストカットの傷跡を見て欲しいとよく考えるものです。承認欲求の塊ですね…こんな自分が情けないです。これを書いている途中にも涙が出そうになっています。この本を読んで何度も涙が出そうになりました。

読み終わった後は、この本のあやちゃんの共感できる部分に自分を重ね、母に少しでも私の気持ちを理解してもらおうと母にこの本を貸しました。

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